雲雀丘花屋敷駅の北の住宅地に建つ

日下家住宅主屋は、兵庫県宝塚市雲雀丘にある日下家住宅の外観洋風・内部和洋折衷の郊外住宅の主屋で、昭和2年(1927年)頃に建てられ、平成31年(2019年)3月29日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-703)。阪急雲雀丘花屋敷駅の北側の住宅地にあり、東の斜面を造成した敷地の中央に建つ。

文化庁の記録では、昭和20年代と昭和60年(1985年)、平成11年(1999年)に改修されている。文化庁の記録では主屋の所在地は「切畑字長尾山2-136」と地番で表記され、同じ敷地の表門・東門は「雲雀丘一丁目64」と記されている。

急勾配の切妻と硝子張りの温室

日下家住宅主屋は木造2階建て、一部3階建てで、建築面積は157平方メートル。急な勾配の切妻屋根を洋瓦で葺き、東側の妻面を正面とする。

正面の北半分には、硝子張りの温室を付けている。妻を正面に立てた急勾配の屋根と温室の組み合わせが、洋風の外観を印象づける。内部は和室と洋室を組み合わせた和洋折衷の構成である。

昭和前期の都市中間層の暮らし

日下家住宅主屋の登録の基準は「造形の規範となっているもの」である。文化庁は、外観を洋風、内部を和洋折衷とした郊外住宅で、昭和前期の都市中間層の暮らしを伝えるものと評価している。

敷地の東南隅の表門から階段状の通路を上り、中門を経て主屋の正面に至る構成で、3つの門とあわせて郊外住宅の表構えが一揃いで残っている。

見学について

日下家住宅主屋は個人の住まいで、一般公開の案内は見当たらない(2026年10月時点)。敷地内に入ることや内部の見学はできない。坂の上の敷地中央に建つため、道路から見えるのは門まわりが中心になる。住人や近隣の迷惑にならないよう配慮したい。

屋敷の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は日下家住宅(宝塚市雲雀丘)のページにまとめてある。

Q&A

Q日下家住宅主屋はどこにありますか?
A兵庫県宝塚市雲雀丘の、阪急雲雀丘花屋敷駅の北側の住宅地にあります。文化庁の記録の所在地は「宝塚市切畑字長尾山2-136」です。
Q日下家住宅主屋はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
A平成31年(2019年)3月29日に登録されました。登録番号は28-703です。
Q日下家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A昭和2年(1927年)頃です。昭和20年代、昭和60年(1985年)、平成11年(1999年)に改修されています。
Q日下家住宅主屋の外観の特徴は?
A急勾配の切妻造洋瓦葺きで東の妻を正面とし、正面の北半分に硝子張りの温室を付けています。
Q日下家住宅主屋は見学できますか?
A個人の住宅で、一般公開の案内は見当たりません。内部の見学はできません。

基本情報

名称日下家住宅主屋
所在地兵庫県宝塚市切畑字長尾山2-136
指定区分登録有形文化財(建造物)、登録番号28-703
指定年平成31年(2019年)3月29日登録
員数1棟
寸法木造2階一部3階建、瓦葺、建築面積157平方メートル
所有者個人
公開状況一般公開の案内なし(個人の住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 日下家住宅主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012768
文化遺産オンライン — 日下家住宅主屋
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/403951
文化庁 — 登録有形文化財(建造物)の登録について(平成30年11月16日答申)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/__icsFiles/afieldfile/2018/12/14/a1411175_01_1.pdf

最終更新日: 2026.10.02