旧臨時緯度観測所とは

旧臨時緯度観測所は、岩手県奥州市水沢星ガ丘町にある、国際緯度観測事業の世界6局中の一か所として開かれた観測所の施設群で、明治32年(1899年)の眼視天頂儀室と、明治33年(1900年)の本館(木村榮記念館)、眼視天頂儀目標台及び覆屋の3件が、平成29年(2017年)10月27日に登録有形文化財となった(文化庁)。

3件の構成

本館は観測所の初代本館として建てられた木造平屋建・寄棟造の建物で、正面中央の玄関から鍵の手の廊下を通して執務室4室を配する。眼視天頂儀室は鉄骨造平屋建で、観測のため屋根がレールの上を移動して上部を開放し、内部の中央に石造の天頂儀台を置く(文化庁)。

眼視天頂儀室の北方約100メートルに建つ目標台及び覆屋は、天頂儀の較正のための煉瓦積の目標台と木造の覆屋からなり、両者は縁が切られている。国内で遺存例の少ない施設である(文化庁)。各件の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

大学共同利用機関法人自然科学研究機構が所有する(文化庁)。見学について、公的な案内は確認できなかった。

参考文献

旧臨時緯度観測所本館(木村榮記念館)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011841
旧臨時緯度観測所眼視天頂儀室(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011842
旧臨時緯度観測所眼視天頂儀目標台及び覆屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011843

最終更新日: 2026.10.20

基本情報

名称旧臨時緯度観測所
所在地岩手県奥州市水沢区星ガ丘町2-1
所有者大学共同利用機関法人自然科学研究機構
指定登録有形文化財 3件
座標39.13478, 141.13267