JR善通寺駅とは

JR善通寺駅は、香川県善通寺市文京町にある明治22年(1889年)開業の駅で、大正11年(1922年)に大改築された木造の駅舎(本屋)が平成14年(2002年)2月14日に、同じ頃の1番・2番ホーム上屋と跨線橋が同年6月25日に、あわせて4件が国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。

善通寺市観光協会によれば、善通寺駅は明治22年(1889年)5月に讃岐鉄道の駅として開業した。琴平・多度津・丸亀を結ぶ約15.5キロメートルの鉄道は、善通寺や金刀比羅宮への参拝客が多く「巡拝鉄道」とも呼ばれた。明治39年(1906年)に国に買収され、大正11年(1922年)秋の陸軍大演習に合わせて駅舎を大改築した。善通寺市によれば、駅舎には明治22年3月30日と記された建物財産標が残り、日本最古の現役駅舎とされる亀崎駅より古い可能性があるといわれる。

4件の構成

駅舎は寄棟造・桟瓦葺の木造平屋建で、西正面にハーフティンバー風の車寄ポーチを張り出す。駅舎に接する1番ホーム上屋は、梁間を広げて西側の柱列を駅舎に収め、駅舎との一体性を高めている(文化庁)。

2番ホーム上屋は角柱を規則正しく並べ、真束組の小屋組が連なる簡素な姿で往時の鉄道景観を伝える。跨線橋は1889年製のバロー・スチール社のレールで下路式プラットトラスの桁を組み、階段まで縦板で覆ってホーム上屋と一体の外観をつくる(文化庁)。

見学と所在地

善通寺駅は現役の駅で、駅舎は列車の利用者でなくても外観を見られる。ホームの上屋と跨線橋は駅構内にあるため、列車の利用時などに見学したい。所在地は善通寺市文京町1-7-1。善通寺駅は平成21年(2009年)に経済産業省の近代化産業遺産に認定されている(善通寺市観光協会)。

参考文献

JR善通寺駅本屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002685
JR善通寺駅一番ホーム上屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002823
JR善通寺駅二番ホーム上屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002824
JR善通寺駅跨線橋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002825
善通寺市のむかしの写真「明治22年善通寺駅」(善通寺市)
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/50/m22zentsujistation.html
JR善通寺駅(善通寺市観光協会 空海NAVI)
https://www.kukainavi.com/spot/watch/entry-484.html

最終更新日: 2026.10.11

基本情報

名称JR善通寺駅
所在地香川県善通寺市文京町1-7-1
所有者四国旅客鉄道株式会社
指定登録有形文化財 4件
座標34.23014, 133.78917