善通寺伽藍(東院)とは

善通寺伽藍(東院)は、香川県善通寺市善通寺町にある総本山善通寺のうち、大同2年(807年)に空海が建立したと伝える創建以来の寺域で、江戸時代から大正期の釈迦堂・鐘楼・南大門・中門・天神社・龍王社の6件が平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁、総本山善通寺)。

総本山善通寺によれば、善通寺の約4万5000平方メートルに及ぶ境内は、金堂や五重塔が建ち並ぶ「伽藍」と称される東院と、御影堂を中心とする「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれる。東院は、唐から帰朝した空海が大同2年(807年)に建立したと伝える創建以来の寺域である。

同寺によれば、創建当初の伽藍の諸堂は永禄元年(1558年)の兵火で全焼し、その後、生駒家や京極家など讃岐の大名をはじめとする援助で再建が進んだ。

6件の構成

境内の南辺中央、金堂の正面には明治41年(1908年)頃の南大門が建つ。高麗門形式の平唐門に前後の軒唐破風を付けた、古刹の正門にふさわしい門である。西辺中央には江戸末期の楼門である中門が建ち、その正面に、延宝年間(1673〜1681年)に建てられ天保2年(1831年)に移された住宅風の仏堂、釈迦堂がある(文化庁)。

金堂の南西には、もと鐘楼門であった痕跡をとどめる江戸末期の鐘楼が建つ。金堂の北東には石柵と石鳥居に囲まれた大正3年(1914年)の天神社が、境内北西の池の小島には雲紋や波頭紋の彫刻をもつ文化5年(1808年)の雨乞いの社、龍王社が祀られている(文化庁)。

見学と所在地

総本山善通寺によれば、境内は通年で開放されており、金堂(本堂)は午前7時から午後5時まで開扉し、納経所は午前8時から午後5時まで受け付ける。参拝者用の駐車場は境内の西側にあり、最大350台が利用できる。

所在地は善通寺市善通寺町3-622。善通寺は四国八十八ヶ所霊場の第75番札所で(香川県観光協会)、境内は国史跡「讃岐遍路道」に指定されている(総本山善通寺)。御影堂を中心とする西院の登録有形文化財19件は、グループページ「善通寺誕生院」にまとめている。

参考文献

善通寺南大門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007932
善通寺中門(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007933
善通寺釈迦堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007928
善通寺鐘楼(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007931
善通寺天神社(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007929
善通寺龍王社(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007930
ご由緒(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/yuisho/
境内(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/keidai/
拝観時間・料金(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/%e6%8b%9d%e8%a6%b3%e6%99%82%e9%96%93%e3%83%bb%e6%96%99%e9%87%91/
総本山善通寺(香川県観光協会)
https://www.my-kagawa.jp/point/332/

最終更新日: 2026.10.12

基本情報

名称善通寺伽藍(東院)
所在地香川県善通寺市善通寺町3-622
所有者宗教法人善通寺
指定登録有形文化財 6件
座標34.22615, 133.77626