善通寺釈迦堂とは
善通寺釈迦堂は、香川県善通寺市善通寺町の総本山善通寺の東院(伽藍)で金堂の南東に建つ、延宝年間(1673〜1681年)の木造平屋建の仏堂で、天保2年(1831年)に移築され、平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「ぜんつうじしゃかどう」(文化庁)。
文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積152平方メートルで、昭和45年(1970年)に改修されている。登録番号は37-0328である。
善通寺の東院(伽藍)
総本山善通寺によれば、約4万5000平方メートルに及ぶ境内は、金堂や五重塔が建ち並ぶ「伽藍」と称される東院と、御影堂を中心とする「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれる。東院は、唐から帰朝した空海が大同2年(807年)に建立したと伝える創建以来の寺域である。
同寺によれば、創建当初の伽藍の諸堂は永禄元年(1558年)の兵火で全焼し、その後、生駒家や京極家など讃岐の大名をはじめとする援助で再建が進んだ。東院の釈迦堂・鐘楼・南大門・中門・天神社・龍王社の6件は、平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財となった(文化庁)。
登録有形文化財としての価値
善通寺釈迦堂は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、四周に縁を付け、方柱に舟肘木を載せ、引違いの舞良戸を立てるなど、住宅風の仏堂の特徴をもつとしている。
見どころ
文化庁によれば、善通寺釈迦堂は桁行五間、梁間六間の入母屋造で、正面に軒唐破風付の一間の向拝を付け、本瓦を葺く。
善通寺釈迦堂の堂内は中央の背面に接して仏壇を構え、その前方に板敷を設けて内陣とし、三方に外陣をめぐらす(文化庁)。正面には中門が建つ。
見学について
総本山善通寺によれば、境内は通年で開放されており、金堂(本堂)は午前7時から午後5時まで開扉し、納経所は午前8時から午後5時まで受け付ける。参拝者用の駐車場は境内の西側にあり、最大350台が利用できる。
善通寺釈迦堂の所在地は善通寺市善通寺町3-622。善通寺は四国八十八ヶ所霊場の第75番札所で(香川県観光協会)、境内は国史跡「讃岐遍路道」に指定されている(総本山善通寺)。東院の登録有形文化財6件はグループページ「善通寺伽藍(東院)」に、西院の19件は「善通寺誕生院」にまとめている。
Q&A
- 善通寺釈迦堂はいつ建てられましたか?
- 延宝年間(1673〜1681年)で、天保2年(1831年)に移築、昭和45年(1970年)に改修されています(文化庁)。
- どんな建物ですか?
- 桁行五間、梁間六間の入母屋造本瓦葺の仏堂です(文化庁)。
- 「住宅風の仏堂」とは?
- 四周の縁、舟肘木を載せた方柱、引違いの舞良戸など、住宅に通じるつくりをもつ仏堂です(文化庁)。
- 見学できますか?
- 境内は通年で開放されています(総本山善通寺)。
- 善通寺釈迦堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成21年(2009年)11月2日です。
基本情報
| 名称 | 善通寺釈迦堂(ぜんつうじしゃかどう) |
|---|---|
| 所在地 | 香川県善通寺市善通寺町3-622 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成21年(2009年)11月2日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、瓦葺、建築面積152平方メートル |
| 所有者 | 善通寺(善通寺市の文化財一覧による) |
| 公開状況 | 境内は通年開放、金堂は午前7時から午後5時まで開扉 |
参考文献
- 善通寺釈迦堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007928
- ご由緒(総本山善通寺)
- https://zentsuji.com/yuisho/
- 境内(総本山善通寺)
- https://zentsuji.com/keidai/
- 拝観時間・料金(総本山善通寺)
- https://zentsuji.com/%e6%8b%9d%e8%a6%b3%e6%99%82%e9%96%93%e3%83%bb%e6%96%99%e9%87%91/
- 総本山善通寺(香川県観光協会)
- https://www.my-kagawa.jp/point/332/
最終更新日: 2026.10.12