善通寺龍王社とは

善通寺龍王社は、香川県善通寺市善通寺町の総本山善通寺の東院(伽藍)で境内北西の池の小島に建つ、文化5年(1808年)の小さな一間社流造の社殿で、平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「ぜんつうじりゅうおうしゃ」(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積3.0平方メートルで、文久元年(1861年)に改修されている。登録番号は37-0330である。

善通寺の東院(伽藍)

総本山善通寺によれば、約4万5000平方メートルに及ぶ境内は、金堂や五重塔が建ち並ぶ「伽藍」と称される東院と、御影堂を中心とする「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれる。東院は、唐から帰朝した空海が大同2年(807年)に建立したと伝える創建以来の寺域である。

同寺によれば、創建当初の伽藍の諸堂は永禄元年(1558年)の兵火で全焼し、その後、生駒家や京極家など讃岐の大名をはじめとする援助で再建が進んだ。東院の釈迦堂・鐘楼・南大門・中門・天神社・龍王社の6件は、平成21年(2009年)11月2日に国の登録有形文化財となった(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

善通寺龍王社は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、妻の中備を雲紋彫刻、向拝の中備を波頭紋とするなど、雨乞祈願のための社らしい意匠をもつとしている。

見どころ

文化庁によれば、善通寺龍王社は野面積の基壇の上に土台を設けて方柱を立て、三斗を組む。軒は一軒の疎垂木で、妻は虹梁大瓶束とし、本瓦を葺く。

善通寺龍王社は池の小島に祀られた雨乞祈願の社で、雲や波の文様の彫刻が見どころとなっている(文化庁)。

見学について

総本山善通寺によれば、境内は通年で開放されており、金堂(本堂)は午前7時から午後5時まで開扉し、納経所は午前8時から午後5時まで受け付ける。参拝者用の駐車場は境内の西側にあり、最大350台が利用できる。

善通寺龍王社の所在地は善通寺市善通寺町3-622。善通寺は四国八十八ヶ所霊場の第75番札所で(香川県観光協会)、境内は国史跡「讃岐遍路道」に指定されている(総本山善通寺)。東院の登録有形文化財6件はグループページ「善通寺伽藍(東院)」に、西院の19件は「善通寺誕生院」にまとめている。

Q&A

Q善通寺龍王社はいつ建てられましたか?
A文化5年(1808年)で、文久元年(1861年)に改修されています(文化庁)。
Qどこにありますか?
A境内北西の池の小島です(文化庁)。
Q何のための社ですか?
A雨乞祈願のための社で、雲紋や波頭紋の彫刻にそれが表れています(文化庁)。
Q見学できますか?
A境内は通年で開放されています(総本山善通寺)。
Q善通寺龍王社が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成21年(2009年)11月2日です。

基本情報

名称善通寺龍王社(ぜんつうじりゅうおうしゃ)
所在地香川県善通寺市善通寺町3-622
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成21年(2009年)11月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積3.0平方メートル
所有者善通寺(善通寺市の文化財一覧による)
公開状況境内は通年開放、金堂は午前7時から午後5時まで開扉

参考文献

善通寺龍王社(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007930
ご由緒(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/yuisho/
境内(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/keidai/
拝観時間・料金(総本山善通寺)
https://zentsuji.com/%e6%8b%9d%e8%a6%b3%e6%99%82%e9%96%93%e3%83%bb%e6%96%99%e9%87%91/
総本山善通寺(香川県観光協会)
https://www.my-kagawa.jp/point/332/

最終更新日: 2026.10.12