瀬留カトリック教会とは

瀬留カトリック教会は、鹿児島県大島郡龍郷町瀬留、奄美大島にある明治41年(1908年)創建のカトリック教会で、聖堂と司祭館の2件が平成20年(2008年)4月18日にそろって国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「せどめかとりっくきょうかい」。

登録番号は聖堂が46-0073、司祭館が46-0074で、所有者は宗教法人カトリック鹿児島司教区である(文化庁)。

奄美大島の布教と教会

龍郷町によれば、瀬留では明治30年(1897年)ごろからフランス人宣教師による洗礼が行われ、このころにカトリックが布教されたと考えられる。明治41年(1908年)5月に現在の教会の落成式が行われ、大正7年(1918年)には信徒数が400余りに増えた。

一方、昭和9年(1934年)にはカトリック排撃運動が起こって教会は閉鎖され、昭和12年(1937年)には接収された教会が青年学校となった(龍郷町)。文化庁は、聖堂と司祭館が奄美大島におけるカトリック布教の足跡の一端を物語るとしている。

登録有形文化財の2件

2件はいずれも平成20年(2008年)4月18日の登録で、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」とされた(文化庁)。

聖堂は明治41年(1908年)の木造平屋建、瓦葺、建築面積221平方メートル。北側を寄棟造、南側を入母屋造とし、南面に切妻造の玄関を突き出す。正面外観は大きく改造されているが、内部は三廊式で創建時の面影をよく留める(文化庁)。

司祭館は明治41年(1908年)ごろの木造2階建、鉄板葺、建築面積114平方メートルで、聖堂の東に建つ。寄棟造で、北側に平屋の附属屋を突き出し、外部は下見板張とする(文化庁)。

見学について

瀬留カトリック教会は信者が祈る教会で、見学の時間や内部公開についての案内は見当たらない。訪れる際はミサや祈りの妨げにならないよう配慮したい。

所在地は龍郷町瀬留271-1。聖堂と司祭館のそれぞれの詳しい内容は、個別の記事にまとめている。

参考文献

瀬留カトリック教会聖堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007156
瀬留カトリック教会司祭館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007157
瀬留カトリック教会聖堂・司祭館(龍郷町)
https://www.town.tatsugo.lg.jp/kikakukanko/shisetsu/miru/10.html
瀬留カトリック教会聖堂(かごしま文化財事典)
https://k-bunkazai-school.com/cultural/f-q-60071/

最終更新日: 2026.10.14

基本情報

名称瀬留カトリック教会
所在地鹿児島県大島郡龍郷町大字瀬留字中郷原271-1
所有者宗教法人カトリック鹿児島司教区
指定登録有形文化財 2件
座標28.42391, 129.59144