種子島宝満神社の御田植祭とは:赤米の苗を神田に植えて豊作を祈る行事

種子島宝満神社の御田植祭(たねがしまほうまんじんじゃのおたうえまつり)は、鹿児島県熊毛郡南種子町茎永の宝満神社で行われる、赤米の苗を神田に植えて豊作を祈る農耕行事で、平成28年(2016年)3月2日に国の重要無形民俗文化財に指定された。

文化庁の記録では、種別は風俗慣習にあたる。

文化庁によると、赤米、御稲などと呼ばれる赤みを帯びた米の苗を神田に植える行事である。

種子島宝満神社の御田植祭の次第

文化庁の解説によると、神田に隣接した御田の森と呼ばれる小高い山で、赤米の苗などを供えて祈祷を行い、苗が授けられる。

次に、オセマチと呼ばれる神田での田植えとなり、田植歌と太鼓に合わせて男性だけで厳かに行われる。田植えが終わると、神田に隣接した舟田と呼ばれる三角形の田で、氏子の中の夫婦一組が両手に赤米の苗を持って御田植舞を奉納したのち、その苗を舟田に植える。

最後に直会があり、前年に収穫された赤米の握り飯などが振る舞われる。直会で振る舞われたものを食べると、1年間無病息災に過ごせるとされる。

種子島宝満神社の御田植祭の見どころ

鹿児島県神社庁によると、宝満神社は玉依姫命を祀る。赤米は神田を管理する社人の手で肥料を使わずに育てられ、お田植祭と豊作感謝の祭りのときだけ握り飯にして食べ、残りは種子として保存される。

同庁によると、赤米はほかの稲より茎が堅く丈が長くなることから、この地を茎永と名付けたと伝えられる。社伝には、種子島は日本における稲作の始まりの地であると記されている。

種子島宝満神社の御田植祭の見学方法

鹿児島県神社庁は、お田植祭を4月5日としている。日程は年によって変わる場合があるため、事前に南種子町や宝満神社の案内で確かめたい。

神田での田植えは男性だけで行われる神事であり、見学の際は神事の妨げにならないよう配慮したい。

Q&A

Q種子島宝満神社の御田植祭はいつ重要無形民俗文化財に指定されましたか?
A平成28年(2016年)3月2日に指定されました。
Q御田植祭で植えるのはどんな米ですか?
A赤米、御稲などと呼ばれる赤みを帯びた米の苗です。
Q御田植祭の流れは?
A御田の森での祈祷、男性だけによる神田の田植え、舟田での御田植舞、直会の順に行われます。
Q直会で出る赤米の握り飯を食べるとどうなりますか?
A1年間無病息災に過ごせるとされています。
Q御田植祭はいつ行われますか?
A鹿児島県神社庁は4月5日としています。

基本情報

名称種子島宝満神社の御田植祭(たねがしまほうまんじんじゃのおたうえまつり)
所在地鹿児島県熊毛郡南種子町茎永
指定区分重要無形民俗文化財(風俗慣習)
指定年平成28年(2016年)3月2日指定
員数文化庁データベースに記載なし
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者文化庁データベースに記載なし
公開状況4月上旬に宝満神社の神田で行われる

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「種子島宝満神社の御田植祭」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/302/00000936
文化遺産オンライン「種子島宝満神社の御田植祭」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/238921
鹿児島県神社庁「宝満神社」
https://www.kagojinjacho.or.jp/shrine-search/area-kumage/%E5%8D%97%E7%A8%AE%E5%AD%90%E7%94%BA/1136/

最終更新日: 2026.09.28