須藤家住宅とは
須藤家住宅は、神奈川県逗子市新宿にある昭和7年(1932年)建築の主屋と昭和21年(1946年)頃建築の旧ボイラー室からなる住宅で、2棟は令和4年(2022年)2月17日に登録有形文化財(建造物)として登録された。所在地は逗子市新宿二丁目2132。
逗子海岸に近い新宿地区にあり、敷地の中心に主屋が建つ。旧ボイラー室は主屋の北側に置かれた小さな付属屋である。
戦前の住宅と戦後の付属屋
須藤家住宅の2棟は、時代も成り立ちも異なる。主屋は昭和前期の住宅で、昭和41年(1966年)と平成12年(2000年)に改修を受けている。旧ボイラー室は戦後まもなくGHQが建てたもので、昭和27年(1952年)に改修された。文化庁の解説は、旧ボイラー室が昭和戦後の歴史を伝えるとしている。
逗子市教育委員会は、同じ時期に答申された新宿地区の旧正力家別邸とあわせて、これらを昭和前期の逗子の別荘文化を偲ぶことのできる住宅建築と紹介している。海辺の住宅地に建った昭和初期の家と、その敷地に戦後加わった設備の建物が、そろって登録されたことになる。
登録は第101回で、登録番号は主屋が14-0308、旧ボイラー室が14-0309。登録基準はどちらも「国土の歴史的景観に寄与しているもの」である。
見学について
須藤家住宅は個人の住宅として使われており、逗子市は公開していないと明記している。主屋・旧ボイラー室とも内部の見学はできず、敷地に立ち入ることもできない。近くを訪れる場合も、公道からの見学にとどめ、居住者の生活に配慮して撮影は控えたい。
逗子市の登録文化財についての問い合わせ先は、逗子市教育委員会の社会教育課である。
参考文献
- 国指定文化財等データベース 須藤家住宅主屋(文化庁)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014150
- 国指定文化財等データベース 須藤家住宅旧ボイラー室(文化庁)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00014151
- 国登録有形文化財(建造物)に係る答申について 2021年11月19日(逗子市教育委員会)
- https://www.city.zushi.kanagawa.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/290/1-20211122095658.pdf
最終更新日: 2026.10.01
基本情報
| 名称 | 須藤家住宅 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県逗子市新宿二丁目2132 |
| 指定 | 登録有形文化財 2件 |
| 座標 | 35.29456, 139.57135 |