木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉とは:平安時代の仏師定朝の現存唯一の作とされる、寄木造の阿弥陀如来坐像

木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉(もくぞうあみだにょらいざぞう〈じょうちょうさく(ほうおうどうあんち)〉)は、京都府宇治市の平等院鳳凰堂に安置される平安時代の阿弥陀如来坐像で、昭和26年(1951年)6月9日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、作者は定朝で、員数は1躯、所有者は平等院である。明治32年(1899年)8月1日に当時の制度で指定されている。

平等院によると、藤原頼通(992年から1074年)が平等院を建立した翌年の天喜元年(1053年)に完成した。

木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉の造像

平等院によると、高さ2.8メートルの像で、平安時代の著名な仏師定朝(1057年没)の手による現存唯一の作品である。鳳凰堂の蓮をかたどった台座の上で、ほぼ1,000年の間安置されてきた。

定朝と弟子たちは、木材を組む寄木造という技術を用いてこの像を作った。ヒノキの部材を組み合わせた後に彫刻をして像を形作り、継ぎ目を隠すために布、漆と金箔を施した。

木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉の見どころ

平等院によると、半眼の眼差しで人々をまっすぐに見下ろし、結跏趺坐で瞑想の姿勢をとる。柔和な顔、まっすぐに伸びた背筋、印を結んだ手が、くつろぎながらも集中する仏の姿を表している。

平等院によると、定朝は非常に影響力のある仏師で、この阿弥陀如来坐像は、その後2世紀にわたって仏像様式の基準となった。

木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉の見学方法

像は平等院鳳凰堂に安置されている。拝観の時間や鳳凰堂内部の拝観の方法は、平等院の案内で確かめたい。

Q&A

Q鳳凰堂の阿弥陀如来坐像はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和26年(1951年)6月9日に国宝に指定されました。
Qこの像を作ったのは誰ですか?
A平安時代の仏師定朝で、その現存唯一の作品です。
Qこの像はいつ完成したのですか?
A平等院によると、天喜元年(1053年)です。
Qこの像の技法は?
Aヒノキの部材を組み合わせる寄木造で、布、漆と金箔で仕上げています。
Qこの像の大きさは?
A平等院によると、高さ2.8メートルです。

基本情報

名称木造阿弥陀如来坐像〈定朝作/(鳳凰堂安置)〉(もくぞうあみだにょらいざぞう〈じょうちょうさく(ほうおうどうあんち)〉)
所在地京都府宇治市宇治蓮華116(平等院)
指定区分国宝(彫刻)
指定年昭和26年(1951年)6月9日指定(明治32年(1899年)8月1日旧制度指定)
員数1躯
寸法高さ2.8メートル(平等院)
所有者平等院
公開状況鳳凰堂に安置

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「木造阿弥陀如来坐像〈定朝作〉」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/00011036
平等院「阿弥陀如来坐像」解説
https://byodoinguide.jp/contents/content02/

最終更新日: 2026.10.01