大覚寺とは
大覚寺は、京都市右京区嵯峨にある真言宗大覚寺派の本山で、元和5年(1619年)の宸殿と桃山時代の客殿(対面所)が国の重要文化財に、大正14年(1925年)の心経殿が平成10年(1998年)1月16日に国の登録有形文化財(建造物)となっている。嵯峨天皇の離宮嵯峨院を寺院に改めた門跡寺院である。歴代の天皇や皇族が住持し、「嵯峨御所」として知られる(京都市観光協会)。
京都市観光協会によれば、平安時代に嵯峨天皇が疫病退散を願って般若心経を写経したところ疫病が治まったと伝えられ、嵯峨天皇をはじめ歴代天皇の宸筆の般若心経が、今も勅封として心経殿に納められている。このため大覚寺は般若心経写経の根本道場とされる。
宸殿・客殿・心経殿
宸殿は元和5年(1619年)の入母屋造・檜皮葺の建物で、昭和2年(1927年)に重要文化財に指定された。大覚寺によれば、後水尾天皇から下賜された寝殿造りの建物で、徳川秀忠の娘で天皇に入内した東福門院和子が女御御殿として使っていた。狩野山楽筆の「牡丹図」「紅梅図」の襖絵がある(文化庁、大覚寺)。
客殿(対面所)は桃山時代の入母屋造・檜皮葺の建物で、明治45年(1912年)に重要文化財に指定された(文化庁)。心経殿は藤井厚二の設計で、木造の八角円堂を鉄筋コンクリートで模した建物である。大覚寺によれば、法隆寺の夢殿を模して再建されたもので、勅封の般若心経と薬師如来像を納める(文化庁、大覚寺)。
参拝と交通
京都市観光協会によれば、大覚寺の参拝時間はお堂エリア・大沢池エリアとも午前9時から午後5時(受付は午後4時30分まで)。拝観料はお堂エリアが大人800円、小中高生400円、大沢池エリアが大人500円、小中高生100円。寺内の行事などで不定期に休むことがある。
交通は市バス・京都バス「大覚寺」下車すぐ、JR山陰本線嵯峨嵐山駅北口から徒歩約20分。電話は075-871-0071(京都市観光協会)。お堂内での写真・ビデオ撮影は禁止されている(大覚寺)。
参考文献
- お堂エリアのご案内(大覚寺)
- https://www.daikakuji.or.jp/precincts/
- 大覚寺(京都観光Navi 京都市観光協会)
- https://ja.kyoto.travel/tourism/single01.php?category_id=7&tourism_id=402
- 大覚寺宸殿(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1888
- 大覚寺客殿(対面所)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1887
- 大覚寺心経殿(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000448
最終更新日: 2026.10.07
基本情報
| 名称 | 大覚寺 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨大沢町 |
| 所有者 | 大覚寺 |
| 指定 | 重要文化財 2件・登録有形文化財 1件 |
| 座標 | 35.02837, 135.67837 |