大聖寺とは
大聖寺は、京都市上京区の烏丸通沿いにある臨済宗の尼門跡寺院で、江戸後期の宮御殿・表門・南面築地から大正・昭和の本堂・玄関・残月亭・渡り廊下・高塀・東面築地までの9件が、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「だいしょうじ」。「御寺御所(おてらごしょ)」とも呼ばれる(上京区役所)。
上京区役所によれば、大聖寺は岳松山と号し、足利義満が無相円尼のために室町第に建てた岡松殿を、その没後に寺に改めたのが始まりである。無外如大を開祖とする景愛寺の伝統も受け継ぎ、兵火で転々とした後、元禄10年(1697年)に岡松殿跡の現在地へ戻った。
尼門跡の御殿と境内
観光庁の多言語解説文によれば、大聖寺は皇室とのゆかりで知られる臨済宗の尼寺で、仏門に入った皇女の住まいとなり、19世紀まで宮廷の女性が住み続けた。
境内の中央に南面する宮御殿は、近世の尼門跡寺院の御殿の形態を伝える。本堂は昭和17年(1942年)の六間取の方丈で、宮御殿の東の玄関は唐破風の大きな車寄せを備え、西の残月亭は昭和13年(1938年)の近代茶室の佳品とされる。境内は表門と築地塀、高塀で囲まれ、表門は尼門跡筆頭格の寺格にふさわしい堂々とした構えである(文化庁)。
本堂・宮御殿・残月亭の3件は「造形の規範となっているもの」、ほかの6件は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された(文化庁)。
見学について
観光庁の解説文によれば、大聖寺は現在も尼寺として営まれ、一般には公開されていない。かつての皇女ゆかりの人形を展示する特別展などの際に限って公開される。外観は烏丸通や南側の小路から、表門と築地塀を見ることができる。所在地は京都市上京区烏丸通上立売下る御所八幡町109-1。
参考文献
- 上京区の史蹟百選/大聖寺(上京区役所)
- https://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012472.html
- Daishoji Temple(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
- https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/en/R2-01451.html
- 大聖寺本堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008499
- 大聖寺宮御殿(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008500
- 大聖寺表門(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008504
最終更新日: 2026.10.07
基本情報
| 名称 | 大聖寺(京都市上京区) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市上京区烏丸通上立売下る御所八幡町109-1 |
| 所有者 | 宗教法人大聖寺 |
| 指定 | 登録有形文化財 9件 |
| 座標 | 35.03087, 135.75897 |