木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)とは:天平仏を代表する、木心乾漆造・漆箔の十一面観音立像
木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)(もくしんかんしつじゅういちめんかんのんりゅうぞう)は、京都府京田辺市普賢寺の大御堂観音寺の本堂に安置される奈良時代の十一面観音立像で、昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1躯、所有者は観音寺で、明治42年(1909年)4月5日に当時の制度で指定されている。
京田辺市観光協会によると、天平16年(744年)の良弁僧正の開基のときの仏像とされる。
木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)の姿
京田辺市観光協会によると、一木式の木心乾漆造で、下地の上に漆を塗って金箔を押す漆箔の仕上げとする。像高は172.7センチメートル、重さは66.0キログラムである。
度重なる修理で形を変えていた部分もあったが、昭和の高度な補修技術によって現在の姿に整えられた。本体では頭上面の七面、右の耳朶、両手の指(右手の第五指を除く)が、本体以外では天衣や持物が後補である。当初の蓮肉と敷茄子を用い、蓮弁や反花、八稜形の框を足した六重の蓮華座に安置されている。
木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)の見どころ
京田辺市観光協会は、天平仏(奈良時代中期)を代表する仏像で、京田辺市で唯一の国宝であるとしている。
京田辺市観光協会によると、観音寺は天武天皇の勅願により義淵僧正が創建し、聖武天皇の御願により良弁僧正が伽藍を増築したと伝える。かつては「筒城の大寺」と呼ばれたが、永享9年(1437年)の火災などで建物の多くを失い、大御堂だけが再建されて現在に至る。
木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)の見学方法
京都府観光連盟と京田辺市観光協会によると、拝観時間は午前9時から午後5時で、拝観料は500円である。
京田辺市観光協会によると、JR・近鉄の三山木駅から徒歩25分で、駐車場がある。問い合わせは大御堂観音寺(0774-62-0668)へ。
Q&A
- 大御堂観音寺の十一面観音立像はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定されました。
- この像の技法は?
- 一木式の木心乾漆造で、漆箔の仕上げです。
- この像の大きさは?
- 像高172.7センチメートル、重さ66.0キログラムです。
- この像はいつ作られたのですか?
- 天平16年(744年)の良弁僧正の開基のときの仏像とされます。
- 拝観できますか?
- 午前9時から午後5時まで、拝観料500円で拝観できます。
基本情報
| 名称 | 木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)(もくしんかんしつじゅういちめんかんのんりゅうぞう) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京田辺市普賢寺下大門13(観音寺) |
| 指定区分 | 国宝(彫刻) |
| 指定年 | 昭和28年(1953年)3月31日指定(明治42年(1909年)4月5日旧制度指定) |
| 員数 | 1躯 |
| 寸法 | 像高172.7センチメートル(京田辺市観光協会) |
| 所有者 | 観音寺 |
| 公開状況 | 午前9時から午後5時、拝観料500円 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「木心乾漆十一面観音立像(本堂安置)」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/230
- 京田辺市観光協会「大御堂観音寺」
- https://kankou-kyotanabe.jp/tourism/ohmido_kannon_temple/
- 京都府観光連盟「大御堂観音寺」
- https://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/5990
最終更新日: 2026.09.30