木造五大菩薩坐像(講堂安置)とは:金剛波羅蜜多菩薩を中心とする、立体曼荼羅の五大菩薩
木造五大菩薩坐像(講堂安置)(もくぞうごだいぼさつざぞう(こうどうあんち))は、京都府京都市南区九条町の教王護国寺(東寺)の講堂に安置される平安時代の五大菩薩坐像で、昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は4躯で、附として木造金剛波羅蜜菩薩坐像1躯が指定されている。所有者は宗教法人教王護国寺である。
東寺によると、講堂の立体曼荼羅のうち、大日如来に向かって右側に配された、金剛波羅蜜多菩薩を中心とする五尊である。
木造五大菩薩坐像(講堂安置)と立体曼荼羅
東寺によると、五大菩薩は穏やかな表情をした密教の菩薩で、悟りを求める者の姿を表している。平安時代の金剛法菩薩坐像や金剛宝菩薩坐像などが並び、中尊の金剛波羅蜜多菩薩坐像は室町時代の作である。
文化庁の記録で附として指定されている金剛波羅蜜菩薩坐像1躯が、この中尊にあたる。
木造五大菩薩坐像(講堂安置)の見どころ
東寺によると、講堂は弘仁14年(823年)に工事が始められ、承和6年(839年)に完成し、弘法大師空海が大日如来を中心とした二十一尊を須弥壇に配した。菩薩は仏の教えを実践する者を表すという。
東寺は、2019年6月24日から中尊の金剛波羅蜜多菩薩坐像を修理のため、当分の間、美術院国宝修理所に移しているとしている。
木造五大菩薩坐像(講堂安置)の見学方法
東寺によると、講堂は通年で公開されており、拝観時間は午前8時から午後5時(受付は午後4時30分まで)である。
東寺によると、講堂の二十一尊は立体曼荼羅として一堂に安置されている。
Q&A
- 東寺講堂の五大菩薩坐像はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定されました。
- 五大菩薩坐像は何躯ですか?
- 文化庁の記録では4躯で、附として金剛波羅蜜菩薩坐像1躯が指定されています。
- 五大菩薩の中尊は?
- 金剛波羅蜜多菩薩で、室町時代の作です。
- 五大菩薩は何を表しているのですか?
- 東寺によると、悟りを求める者の姿を表しています。
- 中尊は今講堂にありますか?
- 東寺によると、2019年6月から修理のため美術院国宝修理所に移されています。
基本情報
| 名称 | 木造五大菩薩坐像(講堂安置)(もくぞうごだいぼさつざぞう(こうどうあんち)) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市南区九条町1(教王護国寺) |
| 指定区分 | 国宝(彫刻) |
| 指定年 | 昭和29年(1954年)3月20日指定 |
| 員数 | 4躯(附 木造金剛波羅蜜菩薩坐像1躯) |
| 寸法 | 文化庁データベースに記載なし |
| 所有者 | 宗教法人教王護国寺 |
| 公開状況 | 講堂は通年公開(中尊は修理中) |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「木造五大菩薩坐像(講堂安置)」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/246
- 東寺「立体曼荼羅」
- https://toji.or.jp/mandala/
- 東寺「天、菩薩、明王、如来」
- https://toji.or.jp/ten/
- 東寺「拝観のご案内」
- https://toji.or.jp/admission/
最終更新日: 2026.09.30