旧舞鶴鎮守府乙号官舎とは

旧舞鶴鎮守府乙号官舎は、京都府舞鶴市字浜にある明治35年(1902年)建築の木造平屋建の旧海軍官舎で、平成30年(2018年)5月10日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「きゅうまいづるちんじゅふおつごうかんしゃ」。旧舞鶴鎮守府の中心地であった北吸に建つ(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積138平方メートル。平成14年(2002年)に改修されている。登録番号は26-574で、所有者は舞鶴市である。

鎮守府の上級官舎

舞鶴市によれば、この建物は明治34年(1901年)の鎮守府開庁にともなって建てられた旧海軍官舎の一つである。官舎は上から甲・乙・丙・丁の四等級に分けられ、乙号は上級官舎にあたる。

舞鶴市の歴史文化基本構想では、「旧舞鶴鎮守府乙号官舎(旧市長公舎)」として、海軍鎮守府の開庁によって築かれた歴史文化を構成する文化財の一つに挙げられている(舞鶴市)。

登録有形文化財としての価値

旧舞鶴鎮守府乙号官舎は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁と舞鶴市は、旧海軍の標準仕様によって建てられた官舎建築と評価している。

見どころ

旧舞鶴鎮守府乙号官舎は寄棟造・桟瓦葺の平入りで、南側に座敷を並べて縁を廻らし、北側の中央に玄関を設ける(文化庁)。

東半を接客、西半を生活の空間とし、東半の北側に取次や客用の便所、西半の北側に台所や風呂などを置く(文化庁)。舞鶴市は、座敷飾りを設けた接客空間と生活空間を明確に区分した点を特徴として挙げている。

見学について

旧舞鶴鎮守府乙号官舎の公開について、公的な案内は見当たらなかった。所在地は舞鶴市字浜。問い合わせは舞鶴市生涯学習部歴史文化まちづくり課(電話0773-66-1063)へ。

Q&A

Q旧舞鶴鎮守府乙号官舎はいつ建てられましたか?
A明治35年(1902年)で、平成14年(2002年)に改修されています(文化庁)。
Q乙号官舎の「乙号」とは何ですか?
A旧海軍の官舎は甲・乙・丙・丁の四等級に分けられ、乙号は上級官舎にあたります(舞鶴市)。
Q旧舞鶴鎮守府乙号官舎の間取りは?
A東半を接客、西半を生活の空間とし、南側に座敷を並べて縁を廻らしています(文化庁)。
Q旧舞鶴鎮守府乙号官舎が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成30年(2018年)5月10日です。
Q旧舞鶴鎮守府乙号官舎は見学できますか?
A公開に関する公的な案内はありません。

基本情報

名称旧舞鶴鎮守府乙号官舎(きゅうまいづるちんじゅふおつごうかんしゃ)
所在地京都府舞鶴市字浜小字浜2006-53
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成30年(2018年)5月10日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積138平方メートル
所有者舞鶴市
公開状況公開に関する公的案内なし

参考文献

旧舞鶴鎮守府乙号官舎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012390
舞鶴市の国登録有形文化財(建造物)(舞鶴市)
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/0000003912.html
舞鶴市歴史文化基本構想 ものがたり5(舞鶴市)
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kyouiku/cmsfiles/contents/0000004/4317/3-2(5)(6)_2019013109315068.pdf

最終更新日: 2026.10.07