岩船寺とは

岩船寺は、京都府木津川市加茂町岩船にある真言律宗の寺で、嘉吉2年(1442年)の三重塔が明治32年(1899年)4月5日に、鎌倉時代後期の十三重石塔・石室・五輪塔が昭和27年(1952年)11月22日に国の重要文化財に指定された。読みは「がんせんじ」。山号は高雄山、院号は報恩院である(岩船寺)。

岩船寺によれば、寺は京都府と奈良県の境にあたる当尾(とうの)の地にあり、南都仏教の影響を強く受けた。当尾の地名は、多くの寺院が建ち三重塔や十三重石塔、五輪石塔などが尾根をなしていたことによるという。明治14年(1881年)に西大寺の末寺となり、四季の花が咲く「花の寺」として知られる。

4件の重要文化財

三重塔は三間三重塔婆・本瓦葺、高さ約18メートルで、本堂南側の高台に東を正面として建つ。昭和18年(1943年)の解体修理で丸桁から嘉吉2年(1442年)の銘が見つかった(文化庁、岩船寺)。

十三重石塔は高さ5.5メートルの花崗岩の塔で、正和3年(1314年)の建立と伝わる。石室は前面に2本の角柱を立てて一枚岩の寄棟屋根を架けた珍しい形で、奥壁に不動明王を刻み「応長第二」の銘がある。五輪塔は高さ2メートル余りの大和式の五輪塔である(文化庁、岩船寺)。

拝観と交通

岩船寺の拝観時間は、3月から11月が午前8時30分から午後5時、12月から2月が午前9時から午後4時で、年中無休。入山拝観志納料は大人500円、中高生400円、小学生200円(岩船寺)。境内に駐車場はない。

交通はJR関西本線(大和路線)加茂駅から木津川市コミュニティバスで約16分、「岩船寺」下車すぐ。奈良から季節運行のバスもある(岩船寺)。

参考文献

岩船寺(公式サイト)
https://gansenji.or.jp/
拝観案内・アクセス(岩船寺)
https://gansenji.or.jp/access.html
岩船寺三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2034
岩船寺十三重塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2035
岩船寺石室(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2036
岩船寺五輪塔(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2037

最終更新日: 2026.10.07

基本情報

名称岩船寺
所在地京都府木津川市加茂町大字岩船
所有者岩船寺
指定重要文化財 4件
座標34.71996, 135.88600