井戸茶碗〈銘喜左衛門〉とは:井戸茶碗の代表作とされる朝鮮時代の茶碗
井戸茶碗〈銘喜左衛門〉(いどぢゃわん(めいきざえもん))は、京都市北区紫野の大徳寺孤篷庵が所有する朝鮮時代の井戸茶碗で、昭和26年(1951年)6月9日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、昭和8年(1933年)1月23日に当時の制度で指定されている。員数は1口、所有者は孤篷庵である。
文化庁によると、高さ9.8センチメートル、口径15.4センチメートル、底径5.3センチメートルである。
井戸茶碗〈銘喜左衛門〉の姿
文化庁によると、やや開き気味に立ち上がった形で、内外にかかった釉薬は枇杷色をした長石と土灰の混合釉である。高台から高台際にかけてカイラギがあり、胴の一部に漆繕いが見られる。見込みが深く、底部が薄い。
井戸茶碗〈銘喜左衛門〉の見どころ
文化庁によると、高麗茶碗の中でも桃山時代以来尊重された井戸茶碗は、名物手、小井戸、小貫入、青井戸などに分けられ、このうち特に重視されたのが名物手、大井戸茶碗で、喜左衛門はその代表作である。
文化庁は、茶碗の荘重な形姿と、高台まわりに生じる井戸茶碗に特有のカイラギ状の釉景色の見事さを特色としている。
井戸茶碗〈銘喜左衛門〉の見学方法
茶碗は孤篷庵が所有しており、常時公開されているわけではない。公開の予定は孤篷庵や展覧会の案内で確かめたい。
Q&A
- 喜左衛門井戸はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和26年(1951年)6月9日に国宝に指定されました。
- 喜左衛門井戸の大きさは?
- 高さ9.8センチメートル、口径15.4センチメートルです。
- 井戸茶碗とは?
- 桃山時代以来尊重された高麗茶碗の一種で、喜左衛門は大井戸茶碗の代表作です。
- カイラギとは何ですか?
- 高台まわりに生じる、釉薬が縮れた景色です。
- 喜左衛門井戸の所有者は?
- 大徳寺の塔頭、孤篷庵です。
基本情報
| 名称 | 井戸茶碗〈銘喜左衛門〉(いどぢゃわん(めいきざえもん)) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市北区紫野(孤篷庵) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和26年(1951年)6月9日指定(昭和8年(1933年)1月23日旧制度指定) |
| 員数 | 1口 |
| 寸法 | 高さ9.8センチメートル、口径15.4センチメートル、底径5.3センチメートル |
| 所有者 | 孤篷庵 |
| 公開状況 | 常時公開ではない |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「井戸茶碗〈銘喜左衛門〉」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/312
- 文化遺産オンライン「井戸茶碗〈銘喜左衛門〉」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/148398
最終更新日: 2026.09.29