関西美術院とは

関西美術院は、京都市左京区岡崎南御所町にある明治39年(1906年)建築の木造平屋建の洋画研究所の建物で、平成28年(2016年)11月29日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「かんさいびじゅついん」。設計は武田五一である(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、鉄板葺、建築面積244平方メートル。明治40年(1907年)に増築され、昭和37年(1962年)と昭和39年(1964年)に改修されている。登録番号は26-0507で、所有者は宗教法人石山寺である。

浅井忠と日本最古の私設洋画研究所

関西美術院によれば、同院は明治39年(1906年)に浅井忠を中心に創立された洋画研究所で、現在も活動している私設の洋画研究所として日本最古とされる。安井曾太郎、梅原龍三郎、須田国太郎ら、日本の洋画界を代表する画家を輩出した。

同院は、建物を京都市役所や京都府立図書館で知られる武田五一の初期の作品と紹介している。令和4年(2022年)には京都市の「京都を彩る建物や庭園」にも選定された(関西美術院)。

登録有形文化財としての価値

関西美術院は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、洋画の普及・指導のために設立された美術院の建物で、日本でアトリエ空間を設けた建築の初期の事例と評価している。

見どころ

関西美術院は木造平屋建で、トラスを組んで緩い勾配の片流れの屋根を架ける(文化庁)。

北面には大きな窓を設け、アトリエに最適な採光を確保している(文化庁)。関西美術院によれば、北側からの自然光は一日を通して変化が少なく、石膏や人体のデッサンに適した環境であるという。

見学について

関西美術院は現在も洋画研究所として使われており、研究生が人体デッサンや石膏デッサン、油彩を学んでいる(関西美術院)。見学についての公的な案内は見当たらなかったが、同院は京都モダン建築祭などの公開行事に参加している。所在地は京都市左京区岡崎南御所町41。

Q&A

Q関西美術院の建物はいつ建てられましたか?
A明治39年(1906年)で、明治40年(1907年)に増築されています(文化庁)。
Q関西美術院の建物を設計したのは誰ですか?
A武田五一です(文化庁)。
Q関西美術院の建物の特徴は?
Aトラス組の緩い片流れ屋根と、アトリエの採光のための北面の大きな窓です(文化庁)。
Q関西美術院はどんな学校ですか?
A明治39年に浅井忠を中心に創立された洋画研究所で、現存する私設の洋画研究所として日本最古とされます(関西美術院)。
Q関西美術院が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成28年(2016年)11月29日です。

基本情報

名称関西美術院(かんさいびじゅついん)
所在地京都府京都市左京区岡崎南御所町41
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成28年(2016年)11月29日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、鉄板葺、建築面積244平方メートル
所有者宗教法人石山寺
公開状況洋画研究所として使用(一般見学の公的案内なし)

参考文献

関西美術院(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011343
関西美術院について(関西美術院)
https://kanbi.org/about-us/
関西美術院(公式サイト)
https://kanbi.org/

最終更新日: 2026.10.07