太刀〈銘正恒〉とは:鍛えと刃文に正恒の典型を示し、しかも健全な古備前の太刀
太刀〈銘正恒〉(たち〈めいまさつね〉)は、京都府京都市東山区茶屋町の京都国立博物館にある、平安時代の古備前正恒の太刀で、昭和36年(1961年)4月27日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1口、刃長74.2センチメートル、反り2.1センチメートル、元幅2.8センチメートルで、所有者は国(文化庁)である。昭和12年(1937年)5月25日に当時の制度で指定されている。
文化庁によると、古備前正恒の代表作の一口である。
太刀〈銘正恒〉の姿
文化庁の記録によると、鎬造、庵棟で、鋒は小さく、腰反りが浅く踏張りのついた太刀である。茎は生ぶで、先は浅い栗尻、鑢目は勝手下がり、目釘孔は一つである。
鍛えは小板目肌がきれいに整い、乱れ映りが立ち、地景が交じって細かく地沸がつく。刃文は広直刃調で、小乱れに小丁子が交じり、小足がよく入り、匂口が深く小沸がつき、金筋が入る。刃長74.2センチメートル、先幅1.7センチメートル、茎長18.1センチメートルである。
太刀〈銘正恒〉の見どころ
文化庁は、鍛えと刃文が正恒の典型であり、しかも健全であるとしている。
正恒の典型とされる小板目の精美な鍛えと、小乱れに小丁子が交じる刃文に注目したい。
太刀〈銘正恒〉の見学方法
太刀は京都国立博物館にあり、常時展示されているわけではない。展示の予定は同館の案内で確かめたい。
Q&A
- 太刀〈銘正恒〉はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和36年(1961年)4月27日に国宝に指定されました。
- この太刀の作者は?
- 古備前の正恒で、その代表作の一口とされます。
- この太刀の大きさは?
- 刃長74.2センチメートル、反り2.1センチメートルです。
- この太刀の評価は?
- 鍛えと刃文が正恒の典型で、しかも健全とされます。
- この太刀の所有者は?
- 国(文化庁)で、京都国立博物館にあります。
基本情報
| 名称 | 太刀〈銘正恒〉(たち〈めいまさつね〉) |
|---|---|
| 所在地 | 京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和36年(1961年)4月27日指定(昭和12年(1937年)5月25日旧制度指定) |
| 員数 | 1口 |
| 寸法 | 刃長74.2センチメートル、反り2.1センチメートル、元幅2.8センチメートル |
| 所有者 | 国(文化庁) |
| 公開状況 | 展示時期は京都国立博物館に要確認 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「太刀〈銘正恒〉」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/528
- 文化遺産オンライン「太刀〈銘正恒〉」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/192753
最終更新日: 2026.09.30