禅院額字并牌字とは:南宋の無準師範が円爾に贈った禅院の額字と牌字
禅院額字并牌字(ぜんいんがくじならびにはいじ)は、京都府京都市東山区の東福寺が所有する、南宋時代の禅院の額字と牌字19幅で、昭和49年(1974年)6月8日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は19幅、所有者は東福寺である。
文化庁によると、東福寺の開山円爾(聖一国師、1202年から1280年)が博多に承天寺を建てる際に、師にあたる南宋の高僧無準師範(仏鑑禅師、1249年没)が径山から送った禅院の額字と牌字である。
禅院額字并牌字の構成
文化庁によると、のちに円爾が東福寺に移ったことで、同寺に伝来した。
19幅のうち、額字2幅と牌字5幅は無準師範の筆、額字12幅は宋代の名筆張即之の筆になる。
禅院額字并牌字の見どころ
文化庁は、南宋の禅林の大字墨蹟の代表として、また禅宗寺院の額字と牌字のまとまった遺品として、特に貴重であるとしている。
日本の禅宗寺院の成立期に、中国の師から弟子へ寺の額字が送られた経緯を伝える資料でもある。
禅院額字并牌字の見学方法
額字と牌字は東福寺が所有しており、常時公開されているわけではない。公開の機会は展覧会の案内で確かめたい。
Q&A
- 禅院額字并牌字はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和49年(1974年)6月8日に国宝に指定されました。
- 禅院額字并牌字は誰が書いたのですか?
- 額字2幅と牌字5幅は無準師範、額字12幅は張即之の筆です。
- なぜ額字と牌字が送られたのですか?
- 円爾が博多に承天寺を建てる際に、師の無準師範が送りました。
- 禅院額字并牌字は何幅ありますか?
- 19幅です。
- 禅院額字并牌字の価値は?
- 南宋禅林の大字墨蹟の代表で、禅宗寺院の額字・牌字のまとまった遺品として貴重です。
基本情報
| 名称 | 禅院額字并牌字(ぜんいんがくじならびにはいじ) |
|---|---|
| 所在地 | 京都府京都市東山区本町(東福寺) |
| 指定区分 | 国宝(書跡・典籍) |
| 指定年 | 昭和49年(1974年)6月8日指定 |
| 員数 | 19幅 |
| 寸法 | 文化庁データベースに記載なし |
| 所有者 | 東福寺 |
| 公開状況 | 常時公開ではない |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「禅院額字并牌字」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/771
- 文化遺産オンライン「禅院額字并牌字」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/125964
最終更新日: 2026.09.29