旧多気郡役所六角堂とは

旧多気郡役所六角堂は、三重県多気郡多気町相可の多気町役場敷地内にある、大正4年(1915年)頃に建てられた木造平屋建の旧多気郡役所の施設で、平成27年(2015年)11月17日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「きゅうたきぐんやくしょろっかくどう」。昭和53年(1978年)に現在地へ移築された(文化庁)。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積50平方メートルで、登録番号は24-0228、所有者は多気町である。

郡役所の記念館から郷土史料館へ

三重県の発表資料によれば、旧多気郡役所六角堂は明治12年(1879年)に開庁した旧多気郡役所の敷地内に、大正初期に大正天皇の即位記念として建てられたと考えられる施設で、当初は物産陳列所として使われた。その後、各種団体の事務所や多気町役場として使われた。

昭和53年に役場が現在地へ移転した際に移築され、登録当時は「郷土史料館」となっていた。町村合併や役場移転など行政制度の変遷を経ても移築して残され、「六角堂」と呼ばれて地域に親しまれている(三重県)。

登録有形文化財としての価値

旧多気郡役所六角堂は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、屋根頂部の飾り瓦に記念性を表した独特な形式の建物と評価している。

見どころ

文化庁によれば、平面は正方形の正面両隅を隅切りした変則六角形で、正面には切妻造の玄関を張り出し、懸魚(げぎょ)を吊る。屋根頂部の飾り瓦は「紀念館」と刻んだ露盤の上に獅子を載せる。

外壁は下見板張りで窓が連なる。内部は格天井の一室で、天井が高く窓の多い明るい空間となっている(三重県、文化庁)。

見学について

旧多気郡役所六角堂は多気町役場の敷地内に建ち、所在地は多気町相可1580-2。内部の公開日などの情報は確認できないため、見学を希望する場合は多気町に問い合わせたい。

Q&A

Q旧多気郡役所六角堂はいつ建てられましたか?
A大正4年(1915年)頃で、昭和53年(1978年)に現在地へ移築されました(文化庁)。
Qなぜ六角堂と呼ばれるのですか?
A正方形の正面両隅を隅切りした変則六角形の平面をもつためです(文化庁、三重県)。
Qもともと何に使われていましたか?
A物産陳列所として使われ、その後、団体事務所や多気町役場となりました(三重県)。
Q屋根の飾り瓦の特徴は?
A「紀念館」と刻んだ露盤の上に獅子を載せています(文化庁)。
Q旧多気郡役所六角堂が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成27年(2015年)11月17日です。

基本情報

名称旧多気郡役所六角堂(きゅうたきぐんやくしょろっかくどう)
所在地三重県多気郡多気町相可字枇杷ヶ谷1580-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成27年(2015年)11月17日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積50平方メートル
所有者多気町
公開状況役場敷地内、公開情報は町に要確認

参考文献

旧多気郡役所六角堂(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010827
文化審議会答申(登録有形文化財の登録)について(三重県、PDF)
https://www.pref.mie.lg.jp/common/content/000371905.pdf

最終更新日: 2026.10.11