松阪市文化財センターとは

松阪市文化財センター(旧カネボウ綿糸松阪工場綿糸倉庫)は、三重県松阪市外五曲町にある、大正12年(1923年)に紡績工場の倉庫として建てられた煉瓦造の建物で、平成14年(2002年)6月25日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「まつさかしぶんかざいせんたー(きゅうかねぼうめんしまつさかこうじょうめんしそうこ)」(文化庁)。

文化庁の記録では、煉瓦造平屋建、鋼板葺、建築面積1044平方メートル。登録番号は24-0044、所有者は松阪市である。

紡績工場から文化財センターへ

文化庁の解説によれば、松阪市文化財センターの建物は鐘淵紡績松阪支店の原綿倉庫として建てられた。観光三重によれば、のちに旧カネボウ綿糸松阪工場の施設となり、工場は平成5年(1993年)に操業を止めた。

観光三重によれば、松阪市が建物を取得して補強・改修し、文化財センターの展示室・ギャラリー・収蔵庫として使っている。工場の跡地は市民団体と行政の協働で鈴の森公園として整えられた。

松阪市文化財センターには、令和6年(2024年)8月27日に国宝に指定された三重県宝塚1号墳出土埴輪が保管されている(文化庁)。センターの「はにわ館」では、全長140センチメートルの船形埴輪などを常設展示している(観光三重)。

登録有形文化財としての価値

松阪市文化財センターは「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、煉瓦造イギリス積みで柱型を現した長大な外観をよくとどめ、内部がギャラリーとして公開されていると評価している。

見どころ

文化庁によれば、主体部は桁行約74メートル、梁間10.6メートルで、内部を桁行方向に4室に区切り、正面に片流れの庇を付ける。

煉瓦をイギリス積みにし、柱型を連ねた長い赤煉瓦の外壁が見どころである(文化庁、観光三重)。

見学について

観光三重によれば、開館は9時から17時で、月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始が休館。はにわ館の観覧料は大人110円、18歳以下は無料で、企画展示は別料金。料金などは変わることがあるため、事前に確かめたい。

JR・近鉄の松阪駅から徒歩約25分、または鈴の音バスで「クラギ文化ホール」下車すぐ(観光三重)。所在地は松阪市外五曲町1。

Q&A

Q松阪市文化財センターの建物はいつ建てられましたか?
A大正12年(1923年)です(文化庁)。
Qもとは何の建物ですか?
A鐘淵紡績松阪支店の原綿倉庫で、のちにカネボウ綿糸松阪工場の施設となりました(文化庁、観光三重)。
Qどんな建物ですか?
A長さ約74メートルの煉瓦造平屋建で、内部を4室に区切っています(文化庁)。
Q何が展示されていますか?
Aはにわ館で、国宝の宝塚1号墳出土埴輪の船形埴輪などを常設展示しています(観光三重)。
Q松阪市文化財センターが登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成14年(2002年)6月25日です。

基本情報

名称松阪市文化財センター(旧カネボウ綿糸松阪工場綿糸倉庫)(まつさかしぶんかざいせんたー)
所在地三重県松阪市外五曲町1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成14年(2002年)6月25日登録
員数1棟
寸法煉瓦造平屋建、鋼板葺、建築面積1044平方メートル
所有者松阪市
公開状況9時〜17時開館、月曜休館、はにわ館は有料

参考文献

松阪市文化財センター(旧カネボウ綿糸松阪工場綿糸倉庫)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002773
三重県宝塚1号墳出土埴輪(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/201/00011238
松阪市文化財センター(旧カネボウ綿糸松阪工場綿糸倉庫)(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/spot/4371
松阪市文化財センター「はにわ館」(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/spot/3148
カネボウ跡公園「鈴の森公園」(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/spot/22341

最終更新日: 2026.10.14