三重大学三翠会館とは

三重大学三翠会館は、三重県津市上浜町の三重大学構内にある、昭和11年(1936年)に三重高等農林学校の同窓会館として建てられた木造洋風建築で、平成14年(2002年)2月14日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「みえだいがくさんすいかいかん」(文化庁、三重大学)。

文化庁の記録では、木造2階建、鉄板葺(旧スレート葺)、建築面積309平方メートルで、登録番号は24-0041、所有者は国立大学法人三重大学である。

高等農林学校の10周年記念館

三重大学によれば、三翠会館は大学の母体の一つである三重高等農林学校の開校10周年記念事業として、同窓会の醵金で建てられた。昭和11年1月28日に着工し、約9か月後の9月24日に竣工、11月1日に開館した。

三重大学三翠会館は1階に洋室、2階に和室の集会室を設け、面積は計501平方メートル。集会や宿泊、校史資料の展示などに使われてきた。昭和47年(1972年)には農学部創立50周年記念として集会室の西側にベランダが加えられた(三重大学)。

登録有形文化財としての価値

三重大学三翠会館は「造形の規範となっているもの」として登録された。三重大学によれば、簡潔な意匠による経済的で施工の容易な様式が用いられ、昭和戦前に建てられた地方の木造公共建築の特色をよく留めている。三重高等農林学校時代から残る唯一の建物でもある(三重大学、観光三重)。

見どころ

文化庁によれば、西を正面として建ち、2階建の主体部の正面に車寄を突き出し、南に平屋の会議室棟を付ける。外壁に柱型や窓枠を多用し、変化に富んだ屋根を載せた華やかな外観である。観光三重は、屋根は寄棟造を基本としつつ、正面中央に切妻破風を設けて正面を強調していると紹介する。

三重大学によれば、平成14年の大改修ではできるだけ当初の材を再利用し、外観・内部とも既存の形を残しつつ耐震補強を行った。西側のベランダはグラバー邸を思わせる明治調の意匠で、庭園の三翠園と調和している。

見学について

三重大学三翠会館は三重大学の構内にある大学施設である。観光三重によれば、近鉄名古屋線江戸橋駅から徒歩約15分。見学を希望する場合は三重大学大学院生物資源学研究科(059-231-9626)に問い合わせたい。

Q&A

Q三重大学三翠会館はいつ建てられましたか?
A昭和11年(1936年)9月24日に竣工し、11月1日に開館しました(三重大学)。
Qなぜ建てられたのですか?
A三重高等農林学校の開校10周年記念事業として、同窓会の醵金で建てられました(三重大学)。
Q外観の特徴は?
A正面に車寄を突き出し、柱型や窓枠を多用し、変化に富んだ屋根を載せた華やかな外観です(文化庁)。
Q西側のベランダはいつ付けられましたか?
A昭和47年(1972年)に農学部創立50周年記念として設けられました(三重大学)。
Q三重大学三翠会館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成14年(2002年)2月14日です。

基本情報

名称三重大学三翠会館(みえだいがくさんすいかいかん)
所在地三重県津市上浜町1515
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成14年(2002年)2月14日登録
員数1棟
寸法木造2階建、鉄板葺(旧スレート葺)、建築面積309平方メートル
所有者国立大学法人三重大学
公開状況大学施設、見学は大学に要問い合わせ

参考文献

三重大学三翠会館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00002629
登録有形文化財(三重大学大学院生物資源学研究科・生物資源学部)
https://www.bio.mie-u.ac.jp/about/properties.html
三重大学三翠会館(観光三重)
https://www.kankomie.or.jp/spot/4646

最終更新日: 2026.10.11