旧佐藤家住宅とは

旧佐藤家住宅は、宮城県角田市高倉の高蔵寺の境内にある江戸時代後期(1751〜1829年)の茅葺の農家で、昭和46年(1971年)8月13日に国の重要文化財に指定された。読みは「きゅうさとうけじゅうたく」。旧仙台藩領内の中型の農家で、18世紀中ごろから後半ごろの建設と推定される(文化庁)。

文化庁の記録では、桁行14.9メートル、梁間7.8メートル、寄棟造・茅葺。角田市によれば、佐藤家の新築計画にともない市が寄贈を受け、昭和47年(1972年)に現在の場所へ移築・復元された。

重要文化財としての価値

旧佐藤家住宅は昭和46年(1971年)に重要文化財に指定された。文化庁の解説によれば、間取りはいわゆる「広間型三間取り」で、当時の農家の基本的な間取りの一つである。

全体の約4割を占める土間には、丸みのある太い柱が対になって6本立ち、古式で明快な梁組が見られる(文化庁)。

見どころ

旧佐藤家住宅は直屋(すごや)と呼ばれる長方形の平面の農家で、寄棟造・茅葺の屋根が東北の農家らしい重々しさを見せる(角田市)。

角田市によれば、煙出しのため藩の禁止令もあって天井は設けられず、太く荒削りの柱は鳥居建という古式の構造で、木材の曲がりを巧みに利用した柱や梁からなる。土間に立って見上げると、天井のない屋根裏まで組まれた梁の構成がよくわかる。

見学について

角田市によれば、旧佐藤家住宅の住宅内は見学自由で、江戸時代に使われていた生活道具などが置かれ、当時の様子が再現されている。開放時間は午前9時から午後4時で、年末年始は休み。

交通は角田駅から車で約15分。所在地は角田市高倉字寺前50(高蔵寺の敷地内)、問い合わせは角田市教育委員会生涯学習課文化財保護係(電話0224-62-2527)(角田市)。

Q&A

Q旧佐藤家住宅はいつ建てられましたか?
A18世紀中ごろから後半ごろと推定されます(文化庁)。
Q旧佐藤家住宅の間取りは?
A当時の農家の基本的な間取りである広間型三間取りで、土間が全体の約4割を占めます(文化庁)。
Q旧佐藤家住宅はいつ現在地に移されましたか?
A昭和47年(1972年)に高蔵寺の境内に移築・復元されました(角田市)。
Q旧佐藤家住宅は見学できますか?
A見学自由で、午前9時から午後4時まで開放されています(年末年始休み)(角田市)。
Q旧佐藤家住宅が重要文化財に指定されたのはいつですか?
A昭和46年(1971年)8月13日です。

基本情報

名称旧佐藤家住宅(きゅうさとうけじゅうたく)
所在地宮城県角田市高倉字寺前50(高蔵寺境内)
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和46年(1971年)8月13日指定
員数1棟
寸法桁行14.9メートル、梁間7.8メートル、寄棟造、茅葺
所有者角田市
公開状況見学自由(午前9時〜午後4時、年末年始休み)

参考文献

旧佐藤家住宅(宮城県角田市高倉)(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/127
旧佐藤家住宅(ココカクダ 角田市)
https://www.city.kakuda.lg.jp/site/kokokakuda/1055.html

最終更新日: 2026.10.07