壽丸屋敷とは:白石旧城下の商家

壽丸屋敷は、宮城県白石市中町にある白石旧城下中心部のもと商家で、明治後期の店蔵と大正10年(1921年)建築とされる主屋の2棟が、令和元年(2019年)に国の登録有形文化財に登録された。

読みは「すまるやしき」。店蔵は街路に西面して建ち、主屋はその背面に南面して建つ。通りに面した蔵造りの店と、その奥の住まいという、城下町の商家の典型的な構成をとる。2棟とも登録年月日は令和元年(2019年)9月10日、所有者は白石市である。

屋敷の構成と価値

文化庁は、店蔵を重厚かつ均整の取れた外観で旧城下の街路景観を形成するもの、主屋を白石城下の商家の伝統的な構成を伝えるものと評価している。

白石市によると、主屋の建設年は家伝で大正10年(1921年)とされる。和風と洋風を違和感なく隣り合わせた意匠で、和室にガラスの天窓を取り入れる手法や輸入材の使用、煉瓦積の基礎など、木造技術が花開いた時代をよく映している。通りに向く明治の店蔵と、奥に広がる大正の主屋が、時代の異なる二つの建物として一つの屋敷をつくっている。

訪問について

壽丸屋敷は白石市の中心市街地、字中町にあり、白石市が所有している。建物の公開日や時間、料金について、公式の案内は確認できなかった。訪問を希望する場合は、白石市に公開の状況を問い合わせてほしい。

店蔵は通りに面しているため、外観は街路から見ることができる。通行の妨げにならないよう配慮したい。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「壽丸屋敷店蔵」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012869
文化庁 国指定文化財等データベース「壽丸屋敷主屋」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00012870
白石市「壽丸屋敷主屋・店蔵が国の登録有形文化財に登録されました」
https://www.city.shiroishi.miyagi.jp/soshiki/30/32441.html

最終更新日: 2026.09.27

基本情報

名称壽丸屋敷
所在地宮城県白石市字中町48-5他
所有者白石市
指定登録有形文化財 2件
座標38.00379, 140.62289