尾鈴山瀑布群とは:尾鈴山の渓谷にかかる滝の群れ
尾鈴山瀑布群(おすずやまばくふぐん)は、宮崎県児湯郡都農町の尾鈴山にある滝の群れで、昭和19年(1944年)3月7日に国の名勝に指定された。
文化庁の記録では、指定基準は「峡谷、瀑布、渓流、深淵」である。都農町観光協会によると、尾鈴山は都農町と木城町にまたがる標高1405.2メートルの山で、名貫川の源流部の甘茶谷、欅谷、矢研谷などに多くの滝がかかる。
宮崎県観光協会によると、矢研の滝や白滝など、大小30余りの滝が点在している。
尾鈴山瀑布群の指定理由
文化庁のデータベースに残る指定時の説明によると、尾鈴山は堅い石英斑岩からなり、険しくそびえる姿と、うっそうと茂る密林で知られる。
堅い岩は侵食されにくく、渓流の水量も豊かなため、山中には岩見、榎の葉、磐石、蜂の巣千畳、簾、紅葉、狭霧、白、涼み、矢研など、それぞれに趣の異なる多くの滝が生まれた。指定時の説明は、なかでも矢研の滝を白眉とし、三十丈を落ちる滝音と飛沫を渓中の一大偉観と記している。
尾鈴山瀑布群の見どころ:矢研の滝と白滝
都農町観光協会によると、矢研の滝は落差73メートルをまっすぐに落ちる滝で、「日本の滝百選」に選ばれている。名は、神武天皇が建国の旅立ちの前にこの滝で矢を研いだという伝えに由来する。滝の左手前には、明治時代の高鍋藩主秋月種樹の書で「神壮」と彫られた岩がある。
白滝は、落差75メートルの断崖を白糸のように滑り落ちる滝である。白滝へ向かう道の途中にも、大小の滝や渓流が続く。
宮崎県観光協会によると、山ではシャクナゲやアケボノツツジなど季節ごとの植物が見られる。滝と植生が一体となった渓谷の景観が、この名勝の中身である。
尾鈴山瀑布群の見学方法
都農町観光協会によると、矢研の滝へは尾鈴キャンプ場から約1.2キロメートル、片道徒歩約30分。白滝へは尾鈴山第2駐車場から約5キロメートル、片道徒歩約2時間で、平坦な道のほか上り坂、トンネル、水量によっては川を渡る箇所がある。暖かい時期にはヤマビルが出るため対策が必要である。
宮崎県観光協会によると、JR都農駅から車で約30分。天候によって登山道の状況が変わることがあるため、事前に都農町観光協会(0983-25-5712)の最新情報を確認したい。
Q&A
- 尾鈴山瀑布群はいつ名勝に指定されましたか?
- 昭和19年(1944年)3月7日に国の名勝に指定されました。
- 尾鈴山瀑布群にはいくつの滝がありますか?
- 宮崎県観光協会によると、大小30余りの滝が点在しています。
- 矢研の滝の落差は?
- 都農町観光協会によると、73メートルです。「日本の滝百選」に選ばれています。
- 矢研の滝まではどのくらい歩きますか?
- 尾鈴キャンプ場から約1.2キロメートル、片道徒歩約30分です。
- 尾鈴山瀑布群への行き方は?
- JR都農駅から車で約30分です。
基本情報
| 名称 | 尾鈴山瀑布群(おすずやまばくふぐん) |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県児湯郡都農町 |
| 指定区分 | 名勝 |
| 指定年 | 昭和19年(1944年)3月7日指定 |
| 員数 | 文化庁データベースに記載なし |
| 寸法 | 尾鈴山の標高1405.2メートル、矢研の滝の落差73メートル |
| 所有者 | 文化庁の記録に記載なし |
| 公開状況 | 登山道から見学可 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「尾鈴山瀑布群」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/401/2935
- 文化遺産オンライン「尾鈴山瀑布群」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/162668
- 都農町観光協会「尾鈴山」
- https://www.tsunokanko.com/contents/osuzuyama.html
- 宮崎県観光協会「矢研の滝」
- https://www.kanko-miyazaki.jp/spot/1009
最終更新日: 2026.09.27