旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)とは:三間取りの平面をもつ県内最古級の小型農家

旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)(ほんだけじゅうたく)は、長崎県長崎市中里町にある江戸時代中期の茅葺の農家で、昭和44年(1969年)6月20日に重要文化財に指定された。

文化庁の記録では、桁行12.0メートル、梁間6.9メートル、寄棟造で、西面・東面・南面に庇が付き、茅葺である。所有者は長崎市である。

文化庁によると、本田家はこの地方の中堅層の農家で、建設年代は18世紀初頭を下らない。

旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)の間取りと屋根

長崎市によると、日本の農家の基本型は、居住部分を田の字型に仕切った4室と作業空間の土間からなるが、この住宅は4室のうち土間寄りの2室の間仕切りを除いて1室にした、いわゆる三間取りの平面をもつ。

木割が大きく、小屋は叉首組みで、棟束は立たない。茅葺の大屋根の葺き下ろしに錣葺きの庇がすがる「ももづき」葺きで、内部には竹簀子の床がある。

旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)の見どころ

文化庁は、旧規によって復原すると開口部が正面のみのきわめて閉鎖性の強い住宅で、古い小型農家として保存がよく、県内の農家の好例であるとしている。

長崎市は、県内最古の民家遺構と考えられるとしている。本田家は明和年間(1764年から1772年)にはこの地に定住しており、建物もそれよりさほど遅れない時期とされている。

旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)の見学方法

長崎市によると、バス「藤棚」から徒歩10分である。道幅が狭く駐車場もないため、車で訪れることはできない。

問い合わせは長崎市文化財課(095-829-1193)へ。

Q&A

Q旧本田家住宅はいつ重要文化財に指定されましたか?
A昭和44年(1969年)6月20日に指定されました。
Q旧本田家住宅の間取りの特徴は?
A土間寄りの2室を1室にした、いわゆる三間取りの平面です。
Q旧本田家住宅はいつ建てられたのですか?
A文化庁によると、18世紀初頭を下らないとされます。
Q「ももづき」葺きとは?
A茅葺の大屋根の葺き下ろしに錣葺きの庇がすがる屋根の葺き方です。
Q旧本田家住宅へは車で行けますか?
A長崎市によると、道幅が狭く駐車場もないため、車では行けません。

基本情報

名称旧本田家住宅(長崎県長崎市中里町)(ほんだけじゅうたく)
所在地長崎県長崎市中里町1478番地
指定区分重要文化財(建造物)
指定年昭和44年(1969年)6月20日指定
員数1棟
寸法桁行12.0メートル、梁間6.9メートル、寄棟造、西面・東面・南面庇付、茅葺
所有者長崎市
公開状況バス「藤棚」から徒歩10分

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「旧本田家住宅」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/3530
文化遺産オンライン「旧本田家住宅」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/124537
長崎市「旧本田家住宅」
https://www.city.nagasaki.lg.jp/page/1074.html

最終更新日: 2026.09.29