筒井順昭の菩提寺
圓證寺(円証寺、えんしょうじ)は、奈良県生駒市上町にある真言律宗の寺で、天文19年(1550年)に没した戦国武将筒井順昭の菩提寺として知られる。順昭は大和国の戦国大名筒井順慶の父にあたる。本尊は鎌倉時代の木造釈迦如来坐像で、奈良県の指定文化財になっている。
境内の2件が国の重要文化財に指定されている。天文21年(1552年)建立の本堂と、順昭の供養塔である天文19年(1550年)銘の五輪塔である。
奈良の町なかから生駒へ
文化庁の解説によれば、圓證寺は順昭の菩提寺として天文19年(1550年)に奈良につくられた。筒井氏は奈良の林小路(現在の奈良市林小路町)に館を構えており、順昭の没後、その地が寺に改められたとされる。寺の伝えでは、圓證寺の起こりは寛平年間(889年から897年)にさかのぼり、もとは筒井氏の本拠である筒井庄にあったという。
昭和46年(1971年)に本堂が重要文化財に指定されたとき、文化庁はこの堂を奈良市内に残る中世の仏堂として評価していた。その後、寺は近鉄奈良駅近くの町なかから、現在の生駒市上町の住宅地へ移った。移転は昭和60年(1985年)とされ、本堂と五輪塔もこのとき新しい境内へ移されている。
境内のようす
山門を入ると、正面に本堂が建つ。五輪塔は本堂のそばに立ち、本堂の参拝のあとに続けて見ることができる。本堂の向かいには書院があり、ヒマラヤの峰々に見立てた石庭「雪山の庭」が設けられている。
拝観とアクセス
圓證寺の拝観は事前の電話予約が必要である。大和北部八十八ヶ所霊場の案内では、拝観料は大人400円、駐車場は無料で利用できる。予約なしで訪ねても拝観できないことがあるので、日時を決めてから寺に連絡したい。
公共交通では、近鉄奈良線の学園前駅北口から奈良交通バスに乗り、「真弓4丁目」で降りる。バス停からは徒歩7分から10分ほどである。
建物ごとの見学の条件は、それぞれのページに記した。
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁) 圓證寺本堂
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/2673
- 文化遺産オンライン 圓證寺本堂
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/195330
- 生駒市デジタルミュージアム 圓證寺
- https://www.city.ikoma.lg.jp/html/dm/bun/shosai/ensho/ensho.html
- 大和北部八十八ヶ所霊場 圓證寺
- https://yamato88.jp/guide/area3/126
最終更新日: 2026.09.26
基本情報
| 名称 | 圓證寺 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県生駒市上町 |
| 所有者 | 円証寺 |
| 指定 | 重要文化財 2件 |
| 座標 | 34.71373, 135.72740 |