遠人村舎とは

遠人村舎は、漢学者の諸橋轍次が『大漢和辞典』の編纂を手がけた明治期の木造の小さな建物で、現在は新潟県三条市庭月の諸橋轍次記念館の庭に移築されており、平成26年(2014年)12月19日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「えんじんそんしゃ」。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積21平方メートルで、昭和12年(1937年)と平成8年(1996年)に移築されている。登録番号は15-0393、所有者は三条市である。

大漢和辞典を編んだ書斎

文化庁によれば、遠人村舎は漢学者の諸橋轍次が『大漢和辞典』の編纂を手がけた建物である。新潟県観光協会によれば、『大漢和辞典』は親字数5万余、熟語数52万余に及び、諸橋の没後の2000年には補巻などを含めた全15巻が刊行された。

同協会によれば、遠人村舎は、諸橋轍次記念館の庭の奥に生家とともに移築・展示されている。

登録有形文化財としての価値

遠人村舎は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、外壁に杉皮を張り、内部の造作に吟味された丸太材を使うなど、漢学者の書斎にふさわしい趣のある意匠としている。

見どころ

切妻造で、屋根は一文字瓦葺の周囲を金属板葺とする。4畳半と3畳の2室の北西に半間幅の廊下を廻らす(文化庁)。

外壁の杉皮張りと、丸太材を使った室内の造作が見どころである(文化庁)。わずか21平方メートルの小さな建物で、大辞典の編纂が進められた。

見学について

新潟県観光協会によれば、遠人村舎は午前9時から午後4時30分まで無料で見学できる。休館日は毎週月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月29日~1月3日)。記念館の展示室は有料(一般500円、学生無料)。

所在地は三条市庭月501(記念館は庭月434-1)。問い合わせ先は漢学の里 諸橋轍次記念館(電話0256-47-2208)で、駐車場がある。

Q&A

Q遠人村舎はいつ建てられましたか?
A明治期の建物で、昭和12年(1937年)と平成8年(1996年)に移築されています(文化庁)。
Q遠人村舎はなんと読みますか?
A「えんじんそんしゃ」と読みます(文化庁)。
Q遠人村舎では何が行われましたか?
A漢学者の諸橋轍次が『大漢和辞典』の編纂を手がけました(文化庁)。
Q遠人村舎は見学できますか?
A諸橋轍次記念館の庭にあり、午前9時から午後4時30分まで無料で見学できます。月曜日は休館です(新潟県観光協会)。
Q遠人村舎が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成26年(2014年)12月19日です。

基本情報

名称遠人村舎(えんじんそんしゃ)
所在地新潟県三条市庭月501
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成26年(2014年)12月19日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積21平方メートル
所有者三条市
公開状況諸橋轍次記念館の庭で無料公開(月曜休館)

参考文献

遠人村舎(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010276
漢学の里 諸橋轍次記念館(にいがた観光ナビ)
https://niigata-kankou.or.jp/blog/1158

最終更新日: 2026.10.14