旧中國銀行牛窓支店とは

旧中國銀行牛窓支店は、岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓にある大正4年(1915年)建築の平屋の銀行建築で、平成9年(1997年)5月7日に国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「きゅうちゅうごくぎんこううしまどしてん」。現在は「街角ミュゼ牛窓文化館」として、しおまち唐琴通りに面して使われている。

文化庁の記録では、構造欄が煉瓦造平屋建、建築面積104平方メートル。登録番号は33-0015で、所有者は瀬戸内市。一方、同じ記録の解説文は「RC造、平屋建の銀行建築」と書いており、構造の記載が欄によって異なる。岡山県観光連盟によれば、牛窓銀行本店として建てられ、のちに中國銀行牛窓支店として昭和55年(1980年)まで使われた。

登録有形文化財としての価値

旧中國銀行牛窓支店は「造形の規範となっているもの」として登録された。文化庁の解説は、外観と内部の簡素な仕上げを挙げ、明治末から大正期の銀行建築の好例と評価している。設計は小林精一(文化庁)。

見どころ

旧中國銀行牛窓支店の外壁は、ドイツ製の煉瓦を小口積みにしている(文化庁)。小口積みは、煉瓦の短い面(小口)だけを表に並べる積み方で、壁一面に小さな矩形が規則正しく並ぶ。軒はモルタルで蛇腹を造り、赤い壁の上端を線で締めている。

内部は吹き抜けで、漆喰塗りの内壁の上端に蛇腹を回し、草花の連続模様を施している。文化庁は全体を簡素な仕上げと評しており、装飾を壁の上端に集めた構成が見どころになる。

見学について

旧中國銀行牛窓支店は、しおまち唐琴通りの文化を紹介する施設として公開されている(岡山県観光連盟)。開館日や時間について公的な案内は見つからなかったので、訪ねる前に瀬戸内市文化観光課(電話0869-22-3953)に確かめたい。

牛窓港から歩いて約10分、車では岡山ブルーライン邑久インターから約15分。道が狭く施設に駐車場はないため、牛窓港周辺の駐車場に停めて歩く。所在地は瀬戸内市牛窓町牛窓2835-1。

Q&A

Q旧中國銀行牛窓支店はいつ建てられましたか?
A大正4年(1915年)に牛窓銀行本店として建てられました。
Q旧中國銀行牛窓支店の外壁の特徴は?
Aドイツ製の煉瓦を小口積みにした外壁で、軒にはモルタルの蛇腹を造っています。
Q旧中國銀行牛窓支店が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成9年(1997年)5月7日です。
Q旧中國銀行牛窓支店は見学できますか?
A「街角ミュゼ牛窓文化館」として公開されています。開館日時は瀬戸内市文化観光課に確認してください。
Q旧中國銀行牛窓支店に駐車場はありますか?
Aありません。牛窓港周辺の駐車場に停めて、徒歩約10分です。

基本情報

名称旧中國銀行牛窓支店(きゅうちゅうごくぎんこううしまどしてん)
所在地岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓2835-1
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成9年(1997年)5月7日登録
員数1棟
寸法煉瓦造平屋建(文化庁解説文はRC造)、建築面積104平方メートル
所有者瀬戸内市
公開状況街角ミュゼ牛窓文化館として公開(開館日時は要確認)

参考文献

旧中國銀行牛窓支店(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000169
街角ミュゼ牛窓文化館(岡山観光WEB)
https://www.okayama-kanko.jp/spot/detail_11127.html

最終更新日: 2026.10.06