旧造幣寮とは

旧造幣寮は、明治4年(1871年)に大阪に開かれた政府の貨幣製造所で、その応接所だった泉布観と、鋳造所の正面玄関の2件が、昭和31年(1956年)6月28日に国の重要文化財に指定されている(文化庁)。2件はいずれも大阪市の所有で、大阪市北区天満橋の同じ敷地に建つ。

造幣寮は現在の造幣局の前身で、泉布観は国道を挟んで造幣局と隣り合う(大阪観光局)。

2件の構成

泉布観は、建築家ウォートルスの設計による煉瓦及び石造の2階建で、正面に車寄を付ける(文化庁)。大阪観光局によれば、周囲にベランダを巡らせた「ヴェランダ・コロニアル」様式で、名は明治天皇の命名と伝わる。

鋳造所正面玄関は、明治4年(1871年)に建てられた鋳造所の石造の玄関で、昭和9年(1934年)に保存のため明治天皇記念館(現在の公会堂)の玄関として移された(文化庁)。

2件とも、明治初期の官営事業の姿を伝える洋風建築の遺構である。各棟の構造は、それぞれのページで扱っている。

見学について

大阪観光局によれば、泉布観の館内の一般公開は例年3月の3日間程度で、公開時は午前10時から午後4時、入館は無料。公開日以外は休館している。最寄りは市バス「桜の宮橋」停留所で、JR東西線大阪城北詰駅から北へ約0.6キロメートル。

参考文献

泉布観(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2109
旧造幣寮鋳造所正面玄関(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2110
泉布観(大阪観光局)
https://osaka-info.jp/spot/sempukan/

最終更新日: 2026.10.15

基本情報

名称旧造幣寮
所在地大阪府大阪市北区天満橋一丁目
所有者大阪市
指定重要文化財 2件
座標34.69223, 135.52074