今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡とは:淀川流域最大級の前方後円墳と埴輪の生産地

今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡(いましろづかこふん)は、大阪府高槻市郡家新町にある古墳時代後期の前方後円墳で、附の新池埴輪製作遺跡とともに、昭和33年(1958年)2月に国の史跡に指定された。

高槻市によると、三島平野のほぼ中央に位置する淀川流域で最大級の前方後円墳で、指定面積は約8万5210平方メートルである。

高槻市は、今城塚古墳を531年に没した継体大王の真の陵墓と考えられる古墳とし、古墳時代の大王陵として唯一淀川流域に築かれたものとしている。

今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡の墳丘と発掘

高槻市によると、西を向いた墳丘の周りに二重の濠が巡り、総長約350メートル、総幅約360メートルに及ぶ。日本最大の家形埴輪や精緻な武人埴輪が見つかっている。

平成9年(1997年)度から10か年の確認調査で、文禄5年(1596年)の伏見地震による地滑りで墳丘の盛土の多くが内濠へ滑り落ちたことが分かった。平成13・14年(2001・2002年)度の調査で北側の内堤から見つかった埴輪祭祀区は、大王陵での埴輪祭祀の実態を示すものとして注目された。

今城塚という名は、戦国時代に城砦として使われたという伝承にもとづくもので、江戸時代の絵図にも「今城陵」などと記されている。

今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡の見どころ

高槻市によると、約50年をかけてほぼ全域を公有化し、平成16年(2004年)から7か年計画で史跡公園として整備した。埴輪祭祀場には家、人物、動物など200点以上の形象埴輪が整然と並び、大王の埴輪祭りを再現しているのは日本でここだけという。

附の新池埴輪製作遺跡は、高槻市によると最古・最大級の埴輪工場の跡で、「史跡新池ハニワ工場公園」として整備され、工房と窯が復元されている。

今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡の見学方法

高槻市によると、今城塚古墳公園は終日開園で休園日はなく、入園は無料である。JR摂津富田駅から徒歩約25分、市営バス「今城塚古墳前」から徒歩2分。今城塚古代歴史館の駐車場(無料、約35台)は、同館の休館日には使えない。

新池ハニワ工場公園は園内終日見学でき、ハニワ工場館は午前10時から午後5時まで、入園無料である。問い合わせは今城塚古代歴史館(072-682-0820)へ。

Q&A

Q今城塚古墳はいつ史跡に指定されましたか?
A昭和33年(1958年)2月に指定されました。
Q今城塚古墳は誰の墓ですか?
A高槻市によると、531年に没した継体大王の真の陵墓と考えられています。
Q今城塚古墳の大きさは?
A二重の濠を含めて総長約350メートル、総幅約360メートルです。
Q今城塚古墳の埴輪祭祀場とは?
A200点以上の形象埴輪を並べ、大王の埴輪祭りを再現した場所です。
Q今城塚古墳公園の入園料は?
A高槻市によると無料で、終日開園しています。

基本情報

名称今城塚古墳/附 新池埴輪製作遺跡(いましろづかこふん)
所在地大阪府高槻市郡家新町・上土室
指定区分史跡
指定年昭和33年(1958年)2月指定
員数古墳1基・附 新池埴輪製作遺跡
寸法総長約350メートル、総幅約360メートル(二重の濠を含む)
所有者文化庁の記録に記載なし
公開状況古墳公園は終日開園・入園無料

参考文献

最終更新日: 2026.09.28