太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉とは:八幡大菩薩と妙見大菩薩の名を刻む、吉岡一文字助光の華やかな太刀

太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉(たち〈めいびぜんのくによしおかじゅうさこんのしょうげんきのすけみつ〉)は、所在地非公開(個人蔵)の鎌倉時代の吉岡一文字助光の太刀で、昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定された。

文化庁の記録では、員数は1口、身長二尺七寸二分、反り一寸二分八厘で、元亨2年(1322年)の作である。昭和15年(1940年)5月3日に当時の制度で指定されている。

文化庁によると、吉岡一文字の助光の作で、銘には「南无八幡大菩薩」「南无妙見大菩薩」の文字も刻まれている。

太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉の姿

文化庁の記録によると、鎬造、庵棟で、笠木ごころに高く反り、踏張があり、鋒は中である。鍛えは総じて板目が約み、表の鎺元から中ほどまでやや大肌が流れ、地沸がつき、乱れ映りが立つ。

刃文は丁子乱れに蛙子、互の目が交じり、足・葉が盛んに入り、匂が深く小沸がつき、金筋がかかる。茎は生ぶで、先は栗尻、鑢目は大筋違、目釘孔は二つである。

太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉の見どころ

文化庁は、地刃の出来が優れ、吉岡一文字の中では華やかな一口であるとしている。

刻まれた二つの菩薩の名と、華やかな丁子乱れの刃文に注目したい。

太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉の見学方法

個人が所有しており、所在地は公開されていない。公開の状況についての公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q助光の太刀はいつ国宝に指定されましたか?
A昭和28年(1953年)3月31日に国宝に指定されました。
Q助光とはどんな刀工ですか?
A備前国吉岡に住した吉岡一文字の刀工です。
Q銘には何が刻まれていますか?
A作者名と元亨2年(1322年)の年紀のほか、八幡大菩薩と妙見大菩薩の名が刻まれています。
Qこの太刀の評価は?
A地刃の出来が優れ、吉岡一文字の中では華やかな一口とされます。
Qこの太刀の長さは?
A身長二尺七寸二分です。

基本情報

名称太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光/一〈南无八幡大菩薩/南无妙見大菩薩〉元亨二年三月日〉(たち〈めいびぜんのくによしおかじゅうさこんのしょうげんきのすけみつ〉)
所在地所在地非公開(個人蔵)
指定区分国宝(工芸品)
指定年昭和28年(1953年)3月31日指定(昭和15年(1940年)5月3日旧制度指定)
員数1口
寸法身長二尺七寸二分、反り一寸二分八厘
所有者個人
公開状況公開状況は確認できず

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光〉」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/393
文化遺産オンライン「太刀〈銘備前国吉岡住左近将監紀助光〉」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/148478

最終更新日: 2026.09.30