短刀〈銘国光〉とは:小振りながら内反りの上品な姿をもつ、新藤五国光の典型作
短刀〈銘国光〉(たんとう〈めいくにみつ〉)は、所在地非公開(個人蔵)の鎌倉時代の新藤五国光の短刀で、昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1口、身長23.2センチメートル、内反り、元幅2.2センチメートル、茎長8.8センチメートルで、昭和6年(1931年)1月19日に当時の制度で指定されている。
文化庁によると、新藤五国光の作で、国光の確実な有銘作は割合にあるが、この種の出来のものは会津新藤五をはじめ二、三を数えるにすぎない。
短刀〈銘国光〉の姿
文化庁の記録によると、平造、三つ棟、内反りで、やや小振りである。鍛えは小板目肌がよく約み、地沸が厚く、地景がしきりに入る。刃文は中直刃で、匂が深く、小沸がよくつき、砂流しがかかり、金筋がしきりに働く。
帽子は直ぐに小丸で、小沸がよくつき、ここにも金筋がかかる。表に素剣、裏に梵字の彫物がある。茎はわずかに区を送りほとんど生ぶで、先は栗尻、鑢目は勝手下がり、目釘孔は三つで一つを埋める。
短刀〈銘国光〉の見どころ
文化庁は、小振りながら内反りの上品な姿で、ことに刃中の働きが見事であり、国光の典型作として貴重であるとしている。
中直刃の刃中に働く金筋や砂流しに注目したい。
短刀〈銘国光〉の見学方法
個人が所有しており、所在地は公開されていない。公開の状況についての公的な案内は確認できなかった。
Q&A
- この国光の短刀はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和29年(1954年)3月20日に国宝に指定されました。
- この短刀の作者は?
- 新藤五国光です。
- この短刀の評価は?
- 小振りながら内反りの上品な姿で、刃中の働きが見事な国光の典型作とされます。
- この短刀の大きさは?
- 身長23.2センチメートル、元幅2.2センチメートルです。
- この短刀の彫物は?
- 表に素剣、裏に梵字があります。
基本情報
| 名称 | 短刀〈銘国光〉(たんとう〈めいくにみつ〉) |
|---|---|
| 所在地 | 所在地非公開(個人蔵) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和29年(1954年)3月20日指定(昭和6年(1931年)1月19日旧制度指定) |
| 員数 | 1口 |
| 寸法 | 身長23.2センチメートル、内反り、元幅2.2センチメートル、茎長8.8センチメートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 公開状況は確認できず |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「短刀〈銘国光〉」(個人蔵)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/433
最終更新日: 2026.10.01