呉竹酒造一番蔵とは

呉竹酒造一番蔵は、佐賀県鹿島市浜町の肥前浜宿にある、明治中期に建てられた土蔵造2階建の酒蔵で、平成16年(2004年)11月8日に主屋・東の蔵とともに国の登録有形文化財(建造物)となった。読みは「くれたけしゅぞういちばんぐら」。浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区(通称「酒蔵通り」)の中にある(文化庁、鹿島市)。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺、建築面積483平方メートル。登録番号は41-0050で、所有者は呉竹酒造株式会社である。

肥前浜宿の酒造場

鹿島市によれば、浜中町八本木宿は近世の宿場町から酒造などの醸造業を中心に発展した町並みで、居蔵造の町家や土蔵造の大型酒蔵が並ぶ。呉竹酒造の主屋と東蔵は昭和初期、一番蔵は明治期の建築で、ケヤキなど各地の名材を用いている。

現在は酒造りは行っていないが、東蔵は酒蔵コンサートや展示会など、肥前浜宿のまちづくりの拠点として活用されてきた(鹿島市)。旧長崎街道多良往還に面する主屋は昭和8年(1933年)、北側の仕込蔵である東の蔵は昭和5年(1930年)の建築である(文化庁)。

登録有形文化財としての価値

呉竹酒造一番蔵は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録された。文化庁の解説は、改造はあるものの、酒造場の中核となる施設と評価している。

見どころ

呉竹酒造一番蔵は主屋の東に棟を並べて建つ南北棟で、入母屋造・桟瓦葺・妻入の2階建、桁行9間・梁間8間の規模をもつ(文化庁)。

中央を作業場とし、主屋寄りの西側に米洗所や釜場などを配し、東面に精米所と麹室を付属させる。酒造りの工程に沿った配置を今に残している(文化庁)。白壁の酒蔵が並ぶ酒蔵通りの景観の一部をなす(鹿島市)。

見学について

呉竹酒造一番蔵の内部の一般公開の案内は確認できなかった。外観は肥前浜宿の酒蔵通りから見られる。所在地は鹿島市浜町乙2751。肥前浜宿についての問い合わせはNPO法人肥前浜宿水とまちなみの会(0954-69-8004)(鹿島市観光サイト)。

Q&A

Q呉竹酒造一番蔵はいつ建てられましたか?
A明治中期です(文化庁)。
Q呉竹酒造一番蔵はどこにありますか?
A肥前浜宿の浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区(酒蔵通り)の中です(鹿島市)。
Q呉竹酒造一番蔵の中はどうなっていますか?
A中央が作業場で、西側に米洗所や釜場、東面に精米所と麹室が付きます(文化庁)。
Q呉竹酒造は今も酒を造っていますか?
A現在は酒造りは行っていません。東蔵はまちづくりの拠点として活用されてきました(鹿島市)。
Q呉竹酒造一番蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成16年(2004年)11月8日です。

基本情報

名称呉竹酒造一番蔵(くれたけしゅぞういちばんぐら)
所在地佐賀県鹿島市浜町乙2751
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成16年(2004年)11月8日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積483平方メートル
所有者呉竹酒造株式会社
公開状況内部公開の案内なし(外観は酒蔵通りから)

参考文献

呉竹酒造一番蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004473
呉竹酒造主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004472
呉竹酒造東の蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00004474
浜中町八本木宿伝統的建造物群保存地区(鹿島市)
https://www.city.saga-kashima.lg.jp/main/324.html
肥前浜宿・酒蔵通り(鹿島市公式観光サイト)
https://saga-kashima-kankou.com/spot/1114

最終更新日: 2026.10.10