埼玉県後谷遺跡出土品とは:縄文時代後期から晩期の低湿地の出土品

埼玉県後谷遺跡出土品(さいたまけんうしろやいせきしゅつどひん)は、埼玉県桶川市の後谷遺跡から出土した縄文時代後期から晩期の出土品一括で、平成23年(2011年)6月27日に重要文化財に指定された。

文化庁の記録では、所有者は桶川市で、桶川市歴史民俗資料館が保管している。

文化庁によると、土器・土製品324点、木器・木製品52点、漆製品13点、石器・石製品256点で構成される。

埼玉県後谷遺跡出土品の遺跡と調査

文化庁の詳細解説によると、後谷遺跡は大宮台地の北部、元荒川が南へ流れる低地に面した台地の東縁から、半島状に突き出た低い台地とその周りの低地にかけて立地する。昭和41年(1966年)の浦和考古学会による調査以降、5次にわたる発掘調査が行われた。

昭和62年から平成元年(1987年から1989年)の第4次調査では、台地の集落域と低地の遺物包含層が調査された。台地部では竪穴住居跡14軒、土坑26基、炉跡45基などが、低地部では木組遺構4基、木道状遺構1基などが見つかった。出土品はこの調査によるものである。

埼玉県後谷遺跡出土品の見どころ

文化庁によると、深鉢形の土器や石鏃・石錘などの石器に加えて、多彩な土製品が注目される。特に、耳飾の中央の孔に木質が残る土偶や、作りが緻密で赤彩や漆もよく残る多様な土製の耳飾は、この遺跡を特徴づける遺物である。

木器・木製品は弓や櫂状の木製品が多く、未製品も充実していて、当時の生業や木工技術を復元するうえで重要である。漆製品では飾り弓や簪に加え、櫛歯が残る赤漆塗りの櫛が複数出土している。

埼玉県後谷遺跡出土品の見学方法

出土品は桶川市歴史民俗資料館が保管している。展示の予定は、同館の案内で確かめたい。

Q&A

Q埼玉県後谷遺跡出土品はいつ重要文化財に指定されましたか?
A平成23年(2011年)6月27日に指定されました。
Q埼玉県後谷遺跡出土品は何点ありますか?
A土器・土製品324点、木器・木製品52点、漆製品13点、石器・石製品256点です。
Q埼玉県後谷遺跡出土品はいつの時代のものですか?
A縄文時代後期から晩期です。
Q後谷遺跡の特徴的な出土品は?
A赤彩や漆が残る土製の耳飾、赤漆塗りの櫛などです。
Q埼玉県後谷遺跡出土品はどこで保管されていますか?
A桶川市歴史民俗資料館です。

基本情報

名称埼玉県後谷遺跡出土品(さいたまけんうしろやいせきしゅつどひん)
所在地埼玉県桶川市川田谷4405-4(桶川市歴史民俗資料館)
指定区分重要文化財(考古資料)
指定年平成23年(2011年)6月27日指定
員数一括(645点)
寸法文化庁データベースに記載なし
所有者桶川市
公開状況展示は資料館に要確認

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「埼玉県後谷遺跡出土品」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/00011469
文化遺産オンライン「埼玉県後谷遺跡出土品」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/234085

最終更新日: 2026.09.28