武蔵野銀行行田支店店舗とは:忍貯金銀行として建てられた本格的な銀行建築

武蔵野銀行行田支店店舗(むさしのぎんこうぎょうだしてんてんぽ)は、埼玉県行田市行田にある昭和9年(1934年)竣工の鉄筋コンクリート造の銀行建築で、平成17年(2005年)11月10日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の記録では、地上2階地下1階建て、建築面積281平方メートルで、所有者は株式会社武蔵野銀行である。登録基準は「造形の規範となっているもの」である。

文化庁によると、忍貯金銀行として建設され、小川組が設計施工した。

武蔵野銀行行田支店店舗の構造

文化庁の解説によると、国道に面する側に吹き抜けの営業室を配する。外壁はスクラッチタイル張りとし、開口部の周りやコーニスには装飾を施した「カストストン」を張る。

行田市によると、冬に北西から強い風が吹く行田の気候を反映して、西側には出入口がなく、窓も東側に比べて極端に少ない。本格的な歯飾りの軒蛇腹、格子の入った縦長の窓、その上のレリーフ入りの円形の羽目板などが特徴である。

武蔵野銀行行田支店店舗の見どころ

文化庁は、昭和初期の地方銀行建築の好例としている。行田市によると、昭和9年(1934年)6月28日に竣工し、昭和19年(1944年)に行田足袋元売販売株式会社へ売却され、戦後は足袋会館として使われたのち、昭和44年(1969年)から武蔵野銀行行田支店となった。

行田市は、埼玉県内で数少ない戦前の鉄筋コンクリート造の本格的な銀行建築として貴重であるとしている。

武蔵野銀行行田支店店舗の見学方法

行田市によると、外観のみ公開されている。

問い合わせは行田市文化財保護課(048-553-3581)へ。

Q&A

Q武蔵野銀行行田支店店舗はいつ建てられたのですか?
A昭和9年(1934年)6月28日に竣工しました。
Qもとは何の建物でしたか?
A忍貯金銀行の店舗です。
Q武蔵野銀行行田支店の外観の特徴は?
Aスクラッチタイル張りの外壁に、装飾を施したカストストンや歯飾りの軒蛇腹を備えています。
Q西側に出入口がないのはなぜですか?
A行田市によると、冬の北西からの強い風を考えた造りです。
Qいつから武蔵野銀行になったのですか?
A昭和44年(1969年)からです。

基本情報

名称武蔵野銀行行田支店店舗(むさしのぎんこうぎょうだしてんてんぽ)
所在地埼玉県行田市行田4-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成17年(2005年)11月10日登録
員数1棟
寸法鉄筋コンクリート造地上2階地下1階建、建築面積281平方メートル
所有者株式会社武蔵野銀行
公開状況外観のみ公開

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「武蔵野銀行行田支店店舗」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00004947
文化遺産オンライン「武蔵野銀行行田支店店舗」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/118027
行田市「武蔵野銀行行田支店店舗」
https://www.city.gyoda.lg.jp/soshiki/shougaigakusyubu/bunkazaihogo/gyomu/rekishi_bunkazai/1/2318.html

最終更新日: 2026.09.29