小泉家住宅主屋の概要

小泉家住宅主屋は、滋賀県東近江市五個荘山本町に建つ天保15年(1844年)頃の木造2階建の住宅で、明治40年(1907年)に現在地へ移築され、平成27年(2015年)に登録有形文化財として登録された。

建築面積は142平方メートル。敷地北側の東寄りに東を向いて建ち、屋根は南北に棟を通した切妻造の桟瓦葺で、四面に庇を廻している。大正4年(1915年)頃に改修を受け、塀が付属する。

屋敷に残る14件の登録建物のなかで、いちばん大きく、いちばん古い部類に入るのがこの主屋である。座敷棟が南東の隅に、小家蔵が北側に取り付き、主屋を起点に建物がつながっていく。

小泉家住宅主屋が登録された理由

文化庁の解説は、小泉家住宅主屋を近江商人の住まいにふさわしい雄大な規模をもち、屋敷の景観の核になっている建物と評価している。

一階は北側に土間をとり、残りを田の字に四つ割りにした四間取の整った平面である。二階にも床の間などの座敷飾をきちんと備えた部屋があり、上階まで客を通せるつくりになっている。

江戸後期の商家の骨組みを保ったまま、明治の移築と大正の改修を経ていることも見逃せない。建てた時代、移した時代、手を入れた時代が1棟に重なっている。

小泉家住宅主屋の見どころ

小泉家住宅主屋をひとことで言えば、屋根の大きな家である。切妻の大屋根の下に、四方から庇が低く張り出す。正面から見ると屋根が二段に重なって見え、壁の高さよりも屋根の量感が先に目に入る。

内部では、北側の土間と四間取りの座敷の対比が見どころになる。土間は台所や作業の場、四間は家族と商いの場である。小泉家では本格的な客座敷を座敷棟と新座敷棟に任せており、主屋はあくまで家の中心としての役割を担っている。

小泉家住宅主屋の見学

小泉家住宅主屋は私有の住宅で、内部は公開されていない。主屋は敷地の内側に向いて建つため、道路から全体を見通すことは難しい。屋敷への行き方と見学の注意は小泉家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q小泉家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A小泉家住宅主屋は天保15年(1844年)頃の建築とされ、明治40年(1907年)に現在地へ移築、大正4年(1915年)頃に改修されました。
Q小泉家住宅主屋は登録有形文化財ですか?登録はいつですか?
Aはい。小泉家住宅主屋は平成27年(2015年)8月4日に登録有形文化財として登録されました。登録番号は25-0360です。
Q小泉家住宅主屋の間取りはどうなっていますか?
A一階は北側に土間を置き、残りを4室に分けた四間取りの平面です。二階にも座敷飾を備えた部屋があります。
Q小泉家住宅主屋の内部は見学できますか?
A小泉家住宅主屋は私有の住宅で、内部は公開されていません。2026年9月時点で公開の案内は確認できませんでした。
Q小泉家住宅主屋の大きさは?
A木造2階建、瓦葺で、建築面積は142平方メートルです。屋根は切妻造の桟瓦葺で、四面に庇を廻しています。

基本情報

名称小泉家住宅主屋
所在地滋賀県東近江市五個荘山本町270
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成27年(2015年)8月4日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積142平方メートル、塀付
所有者有限会社小泉商店
公開状況非公開(私有地のため敷地内立ち入り不可)

参考文献

国指定文化財等データベース 小泉家住宅主屋(文化庁)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010626
文化遺産オンライン 小泉家住宅主屋
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/284940

最終更新日: 2026.09.27