苗村神社とは:東西の社地に中世の社殿がそろう式内社

苗村神社(なむらじんじゃ)は、滋賀県蒲生郡竜王町綾戸にある式内社で、鎌倉時代後期の西本殿が昭和30年(1955年)に国宝に指定され、東本殿、楼門、神輿庫、境内社の八幡社本殿と十禅師社本殿も重要文化財に指定されている。

文化庁によると、社域は東西に分かれ、それぞれに本殿があり、中世の遺構がそろっている。

西本殿、十禅師社本殿、神輿庫は西の社地にある。

6棟の社殿

文化庁によると、西本殿は三間社流造で、社蔵の棟札に建保5年(1217年)の建立と、徳治3年(1308年)の造立・棟上げの記があり、様式手法からもこのときの再建と考えられる。東本殿は室町時代中期の一間社流造、檜皮葺で、棟札2枚が附として指定されている。

楼門は室町時代後期の三間一戸楼門、入母屋造で、屋根を茅葺とし、古材2点が附として指定されている。神輿庫は桁行四間、梁間二間、切妻造、檜皮葺で、文化庁は余り例のない珍しい遺構としている。

境内社の八幡社本殿と十禅師社本殿は、いずれも室町時代中期の一間社流造、檜皮葺の小社殿で、文化庁は十禅師社本殿を、簡素ながら細部の手法が優れているとしている。

中世の社殿がそろう境内

国宝の西本殿を中心に、東本殿、楼門、神輿庫、2棟の境内社がそろい、鎌倉時代後期から室町時代後期にかけての神社の建物を一か所で見ることができる。

茅葺の楼門や、例の少ない神輿庫など、社殿の種類の多さも特色である。

苗村神社の参拝

参拝の条件についての公的な案内は確認できなかった。

参拝の際は、神社の案内に従いたい。

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社西本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1493
文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社東本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1496
文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社楼門」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1495
文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社神輿庫」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1498
文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社境内社八幡社本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1494
文化庁 国指定文化財等データベース「苗村神社境内社十禅師社本殿」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/102/1497

最終更新日: 2026.09.29

基本情報

名称苗村神社
所在地滋賀県蒲生郡竜王町大字綾戸
所有者苗村神社
指定国宝 1件・重要文化財 5件
座標35.06428, 136.12771