野村家住宅(東近江市)とは

野村家住宅は、滋賀県東近江市大沢町にある大正8年(1919年)建築の主屋を中心とした屋敷で、主屋・土蔵・米蔵の3棟が平成15年(2003年)7月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。登録番号は25-0226から25-0228までの連番である。

所在地の大沢町は、東近江市の町名の規則では「おおざわちょう」と読む。文化庁データベースの所有者欄は3棟とも空欄になっている。

屋敷の構成

主屋は集落のほぼ中央の宅地に、南西を向いて建つ(文化庁)。その北西に土蔵が2間四方の蔵前を介してつながり、主屋の前方、敷地の南東隅には米蔵が道路に面して建つ。母屋に大小2棟の蔵が添う、ひとまとまりの屋敷構えである。

  • 主屋:大正8年(1919年)、木造2階建、建築面積140平方メートル。起り屋根と2階の虫籠窓が外観の特徴(登録番号25-0226)
  • 土蔵:大正8年(1919年)、土蔵造2階建、建築面積52平方メートル。花崗岩切石積の高い基壇に建つ(登録番号25-0227)
  • 米蔵:大正後期、土蔵造2階建、建築面積29平方メートル。1階を前室と米貯蔵室に分ける(登録番号25-0228)

文化庁は、主屋を「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、土蔵と米蔵を「造形の規範となっているもの」として登録した。土蔵の解説には、屋敷構えを構成するうえで欠かせない建物とある。同じ大正期の主屋と2棟の蔵がそろって残り、住まいと収納の役割分担を敷地の中で読み取れる点が、この屋敷を群として見る意味になる。各棟の構造や見どころは、それぞれのページで扱っている。

見学とアクセス

野村家住宅について、一般公開や内部見学の案内は文化庁・東近江市の公的資料では確認できなかった。外観を見る場合は道路からにとどめ、敷地には立ち入らないようにしたい。

最寄りの鉄道駅は近江鉄道の八日市駅と愛知川駅で、屋敷までは直線でそれぞれ約5.6キロ、約5.8キロ離れている(OpenStreetMap の位置情報による概算)。公共交通での道順を示す公式の案内は見当たらなかった。

参考文献

野村家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003436
野村家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003437
野村家住宅米蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003438
野村家住宅主屋(文化遺産オンライン)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/179656
東近江市の町名(東近江市例規集)
https://www2.city.higashiomi.shiga.jp/reiki_int/reiki_honbun/r151RG00000002.html

最終更新日: 2026.10.19

基本情報

名称野村家住宅(東近江市)
所在地滋賀県東近江市大沢町656
指定登録有形文化財 3件
座標35.13429, 136.25100