野村家住宅主屋とは

野村家住宅主屋は、滋賀県東近江市大沢町にある大正8年(1919年)の木造2階建の主屋で、平成15年(2003年)7月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「のむらけじゅうたくしゅおく」。

文化庁の記録では、木造2階建、瓦葺で、建築面積140平方メートル。登録番号は25-0226である。

上下とも田の字に並ぶ座敷

野村家住宅主屋は、大沢町の集落のほぼ中央にある宅地に、南西を向いて建つ(文化庁)。屋根は桟瓦葺で、1階は土間の上手に4室を整然と田の字に並べた床上部を取る。2階にも同じく田の字に座敷を配しており、座敷が上下2層に重なる構成になっている。

客を迎える座敷には床と違棚が備わり、造作は丁寧である(文化庁)。2階まで座敷を設けた間取りからは、日々の暮らしに加えて来客を迎える場としての役割もうかがえる。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、立ちが高く照り起りをのせ、2階に虫籠窓を開くなど、外観の随所に目立つ意匠をもつ点を挙げ、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録した。登録は土蔵・米蔵と同じ日で、屋敷の3棟のうち景観への寄与を理由とするのはこの主屋だけである。

見どころ

外から見るなら、まず屋根の線を追いたい。起り屋根は棟から軒へ向かって緩く上へふくらむ曲線を描き、直線の屋根とは軒先の表情が違う。2階正面の虫籠窓は、細い縦格子を土で塗り込めた窓で、背の高い2階の壁面を引き締めている。

主屋は南西を向いているため、正面に日が当たるのは午後になる。屋根の反りや格子の陰影は、その時間帯のほうが読み取りやすい。

見学について

野村家住宅主屋の内部公開や見学の受け入れについて、公的な案内は確認できなかった。床・違棚を備えた座敷や田の字の間取りは、外からは見えない。外観を見る場合は道路から眺めるにとどめたい。

Q&A

Q野村家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A大正8年(1919年)です(文化庁)。
Q野村家住宅主屋の間取りの特徴は?
A1階は土間の上手に4室を田の字に並べ、2階にも田の字に座敷を配しています(文化庁)。
Q野村家住宅主屋の外観の見どころは?
A立ちの高い外観、起り屋根、2階の虫籠窓です(文化庁)。
Q野村家住宅主屋は見学できますか?
A内部公開の案内は確認できませんでした。外観は道路から眺めるにとどめてください。
Q野村家住宅主屋が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)7月1日です(文化庁)。

基本情報

名称野村家住宅主屋(のむらけじゅうたくしゅおく)
所在地滋賀県東近江市大沢町656
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)7月1日登録
員数1棟
寸法木造2階建、瓦葺、建築面積140㎡
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況公開の案内なし(外観は道路から)

参考文献

野村家住宅主屋(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003436
野村家住宅主屋(文化遺産オンライン)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/179656

最終更新日: 2026.10.19