野村家住宅土蔵とは

野村家住宅土蔵は、滋賀県東近江市大沢町にある大正8年(1919年)の土蔵で、平成15年(2003年)7月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「のむらけじゅうたくどぞう」。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積52平方メートル。登録番号は25-0227である。

主屋につながる2階建の蔵

野村家住宅土蔵は、桁行3間半、梁間2間半の2階建の土蔵である(文化庁)。正面に2間四方の蔵前を設け、それを介して主屋の北西に接続する。主屋と同じ大正8年(1919年)の建築で、家財を納める蔵を主屋から直接行き来できる位置に置いた形である。

蔵は花崗岩の切石を高く積んだ基壇の上に建つ(文化庁)。地面から床を持ち上げる基壇は、湿気を嫌う蔵にとって大事な部分で、ここではそれを切石で入念に仕上げている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、置屋根の母屋・垂木まで土で塗り込め、戸前や窓まわりの漆喰塗りに絵様を施すなど、入念な造りであることを挙げて「造形の規範となっているもの」として登録した。解説では、この土蔵を屋敷構えを構成するうえで欠かせない建物と位置づけている。

見どころ

見どころは置屋根と戸前の漆喰である。置屋根は、土で塗り固めた蔵の本体の上に別の屋根をのせる形式で、野村家住宅土蔵ではその屋根を支える母屋や垂木まで塗り込めている。戸前と窓まわりの漆喰には絵様が施され、開口部の縁取りに職人の手が入っている。

足もとの花崗岩の基壇も見落とせない。切石の積み方と高さが、蔵全体を一段持ち上げて見せている。

見学について

野村家住宅土蔵は主屋の北西に接続しており、道路からどこまで見えるかは確認できていない。内部公開について公的な案内は見当たらなかった。外観を見る場合も道路から眺めるにとどめたい。

Q&A

Q野村家住宅土蔵はいつ建てられましたか?
A大正8年(1919年)です(文化庁)。
Q野村家住宅土蔵は主屋とどうつながっていますか?
A正面に2間四方の蔵前を設け、それを介して主屋の北西に接続しています(文化庁)。
Q野村家住宅土蔵の見どころは?
A母屋・垂木まで塗り込めた置屋根、絵様を施した戸前や窓まわりの漆喰、花崗岩切石積の高い基壇です(文化庁)。
Q野村家住宅土蔵は見学できますか?
A内部公開の案内は確認できませんでした。
Q野村家住宅土蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)7月1日です(文化庁)。

基本情報

名称野村家住宅土蔵(のむらけじゅうたくどぞう)
所在地滋賀県東近江市大沢町656
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)7月1日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積52㎡、桁行3間半・梁間2間半
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況公開の案内なし(外観は道路から)

参考文献

野村家住宅土蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003437
野村家住宅土蔵(文化遺産オンライン)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/116517

最終更新日: 2026.10.19