野村家住宅米蔵とは

野村家住宅米蔵は、滋賀県東近江市大沢町にある大正後期の米蔵で、平成15年(2003年)7月1日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「のむらけじゅうたくこめぐら」。

文化庁の記録では、土蔵造2階建、瓦葺で、建築面積29平方メートル。登録番号は25-0228である。

道路際に建つ小さな蔵

野村家住宅米蔵は、主屋の前方、敷地の南東隅で道路に面して建つ(文化庁)。桁行3間、梁間2間の切妻造、2階建で、建築面積は29平方メートルと屋敷の3棟のうちでいちばん小さい。

1階の内部は2室に分かれ、手前が前室、その奥が米を貯える米貯蔵室である(文化庁)。名前のとおり、米を納めることを目的に間取りが決められている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、小規模ながら特徴ある形式をもつ土蔵として「造形の規範となっているもの」に登録した。特徴の中心は米貯蔵室のつくりにある。室は大壁で仕切り、天井を一段高く張って、その上にも土を厚く載せている(文化庁)。壁と天井の土の厚みで室内の温度と湿度を整える工夫で、米の保存に向けた蔵の考え方がよく表れている。

見どころ

米蔵は道路際に建つので、通りから外観をうかがいやすい位置にある。小さな平面に2階を立ち上げた切妻の姿は、主屋の前に置かれた蔵として屋敷の表情の一部になっている。

大壁で仕切った米貯蔵室や土を載せた天井といった工夫は内部にあり、外からは見えない。外観では、主屋との位置関係と、敷地の隅に寄せた配置に目を向けたい。

見学について

野村家住宅米蔵の内部公開について、公的な案内は確認できなかった。道路から外観を見る場合も、通行の妨げにならないよう配慮したい。

Q&A

Q野村家住宅米蔵はいつ建てられましたか?
A大正後期の建築とされています(文化庁)。
Q野村家住宅米蔵の内部はどうなっていますか?
A1階は前室と、その奥の米貯蔵室の2室に分かれています(文化庁)。
Q野村家住宅米蔵にはどんな工夫がありますか?
A米貯蔵室を大壁で仕切り、一段高く張った天井にも土を厚く載せて、温度と湿度を整えています(文化庁)。
Q野村家住宅米蔵は外から見えますか?
A敷地南東隅の道路際に建つため、道路から外観を見ることができます。内部公開の案内は確認できませんでした。
Q野村家住宅米蔵が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成15年(2003年)7月1日です(文化庁)。

基本情報

名称野村家住宅米蔵(のむらけじゅうたくこめぐら)
所在地滋賀県東近江市大沢町656
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成15年(2003年)7月1日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積29㎡、桁行3間・梁間2間
所有者不明(文化庁データベースに記載なし)
公開状況公開の案内なし(外観は道路から)

参考文献

野村家住宅米蔵(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00003438
野村家住宅米蔵(文化遺産オンライン)
https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/139208

最終更新日: 2026.10.19