七条刺納袈裟とは:伝教大師が唐から請来したと伝える麻の刺し子の袈裟
七条刺納袈裟(しちじょうしのうけさ)は、滋賀県大津市の延暦寺が所有する唐代の七条袈裟で、昭和41年(1966年)6月11日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は1領、所有者は延暦寺である。
文化庁によると、中国の天台宗第六祖・荊溪大師の所用と記され、古くから伝教大師(最澄)が唐から請来したと伝えられている。
七条刺納袈裟の仕立て
文化庁によると、「刺納」の刺は刺繍、納は補綴の意味で、いわば刺し子の七条の袈裟と僧衣である。
袈裟は麻地に、浅紅、縹、茶、白の各色の麻糸のかたまりや、紫の麻裂を所々に刺繍したもので、配色も鮮やかで保存もよい。刺納衣は、平絹の地に各色の裂を刺繍したもので、宗祖の天台大師の所用と伝えられている。
七条刺納袈裟の見どころ
文化庁は、麻製のものは正倉院や法隆寺にもなく、まれな遺品であるとしている。
伝教大師による天台宗の請来と結び付いた法衣として、延暦寺に伝えられてきた。
七条刺納袈裟の見学方法
袈裟は延暦寺が所有しており、常時公開されているわけではない。公開の予定は延暦寺の案内で確かめたい。
Q&A
- 七条刺納袈裟はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和41年(1966年)6月11日に国宝に指定されました。
- 刺納とはどういう意味ですか?
- 刺は刺繍、納は補綴の意味で、刺し子の袈裟のことです。
- 七条刺納袈裟の由来は?
- 荊溪大師の所用と記され、伝教大師(最澄)が唐から請来したと伝えられます。
- 七条刺納袈裟の価値は?
- 麻製の袈裟は正倉院や法隆寺にもなく、まれな遺品とされます。
- 七条刺納袈裟の所有者は?
- 延暦寺です。
基本情報
| 名称 | 七条刺納袈裟(しちじょうしのうけさ) |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県大津市(延暦寺) |
| 指定区分 | 国宝(工芸品) |
| 指定年 | 昭和41年(1966年)6月11日指定 |
| 員数 | 1領 |
| 寸法 | 文化庁データベースに記載なし |
| 所有者 | 延暦寺 |
| 公開状況 | 常時公開ではない |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「七条刺納袈裟」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/548
- 文化遺産オンライン「七条刺納袈裟」
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/192773
最終更新日: 2026.09.29