ヴォーリズ記念病院(旧近江療養院)とは
ヴォーリズ記念病院は、滋賀県近江八幡市北之庄町で大正7年(1918年)5月25日に結核療養施設「近江療養院」として開院した病院で、同年建築の旧本館(ツッカーハウス、平成26年〈2014年〉登録)と昭和12年(1937年)献堂の礼拝堂(平成21年〈2009年〉登録)の2棟が国の登録有形文化財(建造物)である(ヴォーリズ記念病院、文化庁)。
ヴォーリズ記念病院によれば、W.M.ヴォーリズは結核に苦しむ若者を憂い、近代的なサナトリウムの建設をアメリカの友人に訴えた。友人のメアリー・ツッカーが、肺結核で亡くなった母アンナを記念して建築資金を寄付し、療養院が実現した。近江療養院は昭和21年(1946年)に近江サナトリアムと改称され、のちにヴォーリズ記念病院となった。2棟の所有者は近江兄弟社である(文化庁)。
2棟の構成
旧本館(ツッカーハウス)は、中央の切妻造3階建の左右に両端を半八角形とする翼部を延ばした木造の療養院本館で、病室のある2階の開口を広くして通風と採光に配慮している(文化庁)。
礼拝堂は、病客と職員が礼拝するために献堂された木造平屋建の建物で、半円アーチを開けた白いモルタル壁が木立に映える(文化庁、ヴォーリズ記念病院)。今も日曜礼拝が行われ、地域の人々にも開かれている(ヴォーリズ記念病院)。
見学と所在地
ヴォーリズ記念病院によれば、礼拝堂(旧チャペル)では毎週日曜日の8時30分から9時まで日曜礼拝が行われている。急に休みとなる場合もあるため事前に問い合わせたい。旧本館は一般公開の情報が確認できない。
所在地は近江八幡市北之庄町(礼拝堂480-1、旧本館492)。病院関係の施設のため、療養中の人々への配慮が必要である。
参考文献
- ヴォーリズ記念病院旧本館(ツッカーハウス)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00010179
- ヴォーリズ記念病院礼拝堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007751
- 礼拝堂(ヴォーリズ記念病院)
- https://www.vories.or.jp/about/chapel
- ヴォーリズと病院の歴史(ヴォーリズ記念病院)
- https://www.vories.or.jp/about/history
- ヴォーリズの建築(近江八幡市観光情報サイト)
- https://www.omi8.com/stories/vories/buildings
最終更新日: 2026.10.11
基本情報
| 名称 | ヴォーリズ記念病院(旧近江療養院) |
|---|---|
| 所在地 | 滋賀県近江八幡市北之庄町480-1・492 |
| 所有者 | 公益財団法人近江兄弟社 |
| 指定 | 登録有形文化財 2件 |
| 座標 | 35.15219, 136.08910 |