旧床几山配水池計量室とは
旧床几山配水池計量室は、島根県松江市上乃木の床几山にある大正6年(1917年)の水道の計量室で、平成20年(2008年)4月18日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「きゅうしょうぎさんはいすいちけいりょうしつ」。
文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造平屋建で、建築面積6.1平方メートル。登録番号は32-0073である。
構内の東側に建つ計量施設
旧床几山配水池計量室は、配水池の構内の東側に位置し、市街地へ配水する水道水を計量した施設である(文化庁)。2.5メートル四方の鉄筋コンクリート造の小さな建物で、表面はモルタル吹付で仕上げ、屋根はヴォールトとする。
松江市の資料は、ポンプ室や吏員宿舎が昭和の早い時期に建て替えられたのに対し、計量器室は配水池や入口の門とともに建設当初の姿を残すものとして挙げている。
登録有形文化財としての価値
文化庁は、正面中央に鉄扉を立て、その両脇にエンタシスを強調したイオニア式風の円柱を飾る独特な造形を評価し、「造形の規範となっているもの」として登録した。計量のための小屋に古典様式の正面を与えた点が、この計量室の個性である。
見どころ
正面に回り、鉄扉の両脇に立つ2本の円柱を見たい。柱の中ほどをふくらませるエンタシスが強く表され、2.5メートル四方の建物にしては堂々とした構えをつくっている(文化庁)。
ヴォールト屋根の丸みと、モルタル吹付のざらりとした肌合いも、近寄るとよく分かる。
見学について
計量室は配水池の構内にあり、公園の開園時間内に外観を見ることができる。内部の公開について公的な案内は確認できなかった。
Q&A
- 旧床几山配水池計量室は何のための建物ですか?
- 市街地へ配水する水道水を計量するための施設です(文化庁)。
- 旧床几山配水池計量室の大きさは?
- 2.5メートル四方、建築面積6.1平方メートルの鉄筋コンクリート造平屋建です(文化庁)。
- 旧床几山配水池計量室の見どころは?
- 正面の鉄扉の両脇に飾られた、エンタシスを強調したイオニア式風の円柱です(文化庁)。
- 旧床几山配水池計量室の内部は見学できますか?
- 外観は公園内から見られますが、内部の公開について公的な案内は確認できませんでした。
- 旧床几山配水池計量室が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成20年(2008年)4月18日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 旧床几山配水池計量室(きゅうしょうぎさんはいすいちけいりょうしつ) |
|---|---|
| 所在地 | 島根県松江市上乃木1-1265 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成20年(2008年)4月18日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造平屋建、建築面積6.1㎡(2.5m四方) |
| 所有者 | 松江市 |
| 公開状況 | 公園内で外観を見学可(内部の公開情報なし) |
参考文献
- 旧床几山配水池計量室(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00007125
- 第9回 床几山の水道施設と外灯(松江市)
- https://www.city.matsue.lg.jp/material/files/group/34/column09.pdf
最終更新日: 2026.10.29