日向国西都原古墳出土金銅馬具類とは:龍文透彫の意匠で統一された、新羅製とみられる金銅の馬具
日向国西都原古墳出土金銅馬具類(ひゅうがのくにさいとばるこふんしゅつどこんどうばぐるい)は、東京都世田谷区上野毛の五島美術館が所蔵する、宮崎県の西都原古墳群から出土した古墳時代の金銅馬具類で、昭和31年(1956年)6月28日に国宝に指定された。
文化庁の記録では、員数は一括で、昭和10年(1935年)4月30日に当時の制度で指定されている。金銅鞍橋金具残闕、金銅透彫杏葉、金銅透彫雲珠、金銅透彫辻金物、金銅透彫轡鏡板、金銅鉸具などからなる。
五島美術館によると、三国時代の新羅の6世紀の作である。
日向国西都原古墳出土金銅馬具類の内容
五島美術館によると、宮崎県西都市にある西都原古墳群は大小300基以上の古墳からなり、5世紀から6世紀にかけて成立した。馬具はそのうちの百塚原古墳群の一基から出土したというが、詳細は不明である。
鐙を除く鞍金具、鏡板、杏葉、雲珠、辻金具、飾金具からなる一具で、龍文透彫の意匠で統一され、きわめて精緻なつくりである。
日向国西都原古墳出土金銅馬具類の見どころ
五島美術館によると、大陸からの舶載品と考えられ、朝鮮半島の三国時代の新羅では、こうした金銅透彫の装飾をもつ馬具類を副葬した古墳が多く見られる。
金色に輝く馬具は儀式の際の飾馬のためのもので、古代の権力の象徴だった。
日向国西都原古墳出土金銅馬具類の見学方法
馬具は五島美術館が所蔵しており、常時展示されているわけではない。展示の予定は同館の案内で確かめたい。
Q&A
- 日向国西都原古墳出土金銅馬具類はいつ国宝に指定されましたか?
- 昭和31年(1956年)6月28日に国宝に指定されました。
- この馬具はどこから出土したのですか?
- 宮崎県の西都原古墳群のうち、百塚原古墳群の一基から出土したといわれます。
- この馬具の意匠の特徴は?
- 龍文透彫の意匠で統一され、きわめて精緻なつくりです。
- この馬具はどこで作られたのですか?
- 五島美術館によると、三国時代の新羅の6世紀の作で、大陸からの舶載品と考えられます。
- この馬具は何に使われたのですか?
- 儀式の際の飾馬のためのもので、古代の権力の象徴でした。
基本情報
| 名称 | 日向国西都原古墳出土金銅馬具類(ひゅうがのくにさいとばるこふんしゅつどこんどうばぐるい) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都世田谷区上野毛3-9-25(五島美術館) |
| 指定区分 | 国宝(考古資料) |
| 指定年 | 昭和31年(1956年)6月28日指定(昭和10年(1935年)4月30日旧制度指定) |
| 員数 | 一括 |
| 寸法 | 文化庁データベースに記載なし |
| 所有者 | 公益財団法人五島美術館 |
| 公開状況 | 展示は五島美術館に要確認 |
参考文献
- 文化庁 国指定文化財等データベース「日向国西都原古墳出土金銅馬具類」
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/201/853
- 五島美術館「金銅馬具類 宮崎県西都原古墳群出土」
- https://www.gotoh-museum.or.jp/2020/10/19/06-001/
最終更新日: 2026.09.30