三仏寺とは
三仏寺は、鳥取県東伯郡三朝町三徳、標高約900メートルの三徳山にある天台宗の寺で、平安時代後期の奥院(投入堂)が昭和27年(1952年)に国の国宝に指定され、鎌倉時代後期の納経堂、室町時代後期の地蔵堂、天正8年(1580年)の文殊堂の3件が国の重要文化財に指定されている(文化庁)。4件とも明治37年(1904年)に旧法で指定された。
鳥取県によれば、寺伝では慶雲3年(706年)に役小角が修験の行場として開き、背後の急な北斜面に堂が建てられた。観光庁の解説によれば、三徳山は伯耆の山岳修験の霊山の一つで、山全体が神の住む聖地とされてきた。
4件の構成
投入堂は断崖の岩窟に崖にかかるように建てた懸造の堂で、流造の母屋の両側に庇屋根を付け、山陰でもっとも古い建物とされる(文化庁)。三佛寺によれば、平成13年(2001年)の年輪年代測定で平安時代後期(1086〜1184年)の建立と判明した。納経堂は投入堂の近くに建つ見世棚造の小堂で、もとは山の鎮守の祠であった(鳥取県)。
地蔵堂と文殊堂は、行者道の途中の岩場に張り出した同じ規模と様式の懸造の堂である(文化庁、鳥取県)。本堂から行者道をたどると、桃山・室町の懸造を経て、岩窟の平安の堂に至る。各堂の構造は、それぞれのページで扱っている。
見学について
三佛寺によれば、投入堂への参拝登山の受付は8時から15時で、16時30分までに下山する。必ず2人以上で登り、服装と靴の確認がある。幼児は登れず、例年12月から3月ごろは積雪のため、雨や雪で危険なときも入山できない。志納金が必要で、金額は寺の公式サイトで確かめたい。寺の近くには望遠鏡で投入堂を遠く拝める場所がある(観光庁)。
参考文献
- 三仏寺奥院(投入堂)(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2940
- 三仏寺納経堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2941
- 三仏寺地蔵堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2942
- 三仏寺文殊堂(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/2943
- 三徳山三佛寺
- https://www.mitokusan.jp/
- 三徳山を世界遺産へ 建造物(鳥取県)
- https://www.pref.tottori.lg.jp/33901.htm
- Mt. Mitoku(観光庁 地域観光資源の多言語解説文データベース)
- https://www.mlit.go.jp/tagengo-db/en/H30-00956.html
最終更新日: 2026.10.22
基本情報
| 名称 | 三仏寺 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県東伯郡三朝町三徳 |
| 所有者 | 三仏寺 |
| 指定 | 国宝 1件・重要文化財 3件 |
| 座標 | 35.39711, 133.95904 |