塩谷定好写真記念館ギャラリー棟とは:蔵から写真館になった建物

塩谷定好写真記念館ギャラリー棟(しおたにていこうしゃしんきねんかんぎゃらりーとう)は、鳥取県東伯郡琴浦町赤碕にある明治7年(1874年)築の土蔵造2階建ての建物で、平成27年(2015年)11月17日に登録有形文化財に登録された。

文化庁の解説によると、塩谷定好写真記念館ギャラリー棟は主屋の東隣に続けて建ち、東西棟の切妻造桟瓦葺で、外壁は漆喰塗。建築面積は35平方メートルで、小屋組は登梁の形式である。

もとは蔵として使われていたが、戦後に店舗兼写真スタジオに改修された。文化庁の記録では、改修は1946年から1965年にかけてと2014年に行われている。現在は西側の妻面で主屋とつながっている。

塩谷定好写真記念館ギャラリー棟の登録の理由

文化庁は、塩谷定好写真記念館ギャラリー棟が主屋と調和した外観をもち、町並みの景観に寄与していることを評価している。鳥取県も、外観に土蔵造の面影を残し、主屋とともに街道沿いの景観をつくる建物と説明している。

琴浦町によると、塩谷定好が一階を写真店兼茶舗の店舗に、二階を写真スタジオに改造した。記念館の資料には、定好が戦後に塩谷写真館を起こして生計を立てたとあり、この建物はその仕事場にあたる。

塩谷定好写真記念館ギャラリー棟の見どころ:吹放しの下屋と改修の跡

街道側から見ると、塩谷定好写真記念館ギャラリー棟の正面には柱だけで支えた吹放しの下屋が通る。蔵として建てられた建物の前に、店として人を迎えるための軒が付いた形である。

主屋との境にも注目したい。西側の妻面で主屋と連絡しており、二つの建物が一続きに使われてきたことが分かる。琴浦町は、この建物が写真スタジオの雰囲気を伝えていると紹介している。

塩谷定好写真記念館ギャラリー棟の見学方法

塩谷定好写真記念館ギャラリー棟は塩谷定好写真記念館の一部として公開されており、開館時間内に入館して見学できる。正面の下屋は、北側の街道からも見られる。

Q&A

Q塩谷定好写真記念館ギャラリー棟はいつ建てられたのですか?
A明治7年(1874年)に蔵として建てられました。
Q塩谷定好写真記念館ギャラリー棟はもともと何の建物ですか?
A蔵でした。戦後、塩谷定好が一階を店舗、二階を写真スタジオに改造しました。
Q塩谷定好写真記念館ギャラリー棟は見学できますか?
A塩谷定好写真記念館として公開されています。火曜休館で、入館料は一般300円です。
Q塩谷定好写真記念館ギャラリー棟の特徴は?
A漆喰塗の外壁と、正面に通る吹放しの下屋です。西側で主屋とつながっています。
Q塩谷定好写真記念館ギャラリー棟はいつ登録有形文化財になりましたか?
A平成27年(2015年)11月17日に登録されました。

基本情報

名称塩谷定好写真記念館ギャラリー棟(しおたにていこうしゃしんきねんかんぎゃらりーとう)
所在地鳥取県東伯郡琴浦町大字赤碕1561
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成27年(2015年)11月17日登録
員数1棟
寸法土蔵造2階建、瓦葺、建築面積35平方メートル
所有者特定非営利活動法人塩谷定好フォトプロジェクト
公開状況塩谷定好写真記念館として公開(火曜休館、一般300円)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース「塩谷定好写真記念館ギャラリー棟」
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00010883
文化遺産オンライン「塩谷定好写真記念館ギャラリー棟」
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/236498
琴浦町「塩谷定好写真記念館が登録有形文化財へ登録されました」
https://www.town.kotoura.tottori.jp/docs/2015071700023/
とっとり文化財ナビ「塩谷定好写真記念館」
https://db.pref.tottori.jp/bunkazainavi.nsf/bunkazai_web_view/FF1DA5EDF799B4BE49257F6C001B6120?OpenDocument=
塩谷定好写真記念館「塩谷定好について」
https://teiko.jp/profile.php

最終更新日: 2026.09.27