東光園本館とは

東光園本館は、鳥取県米子市皆生温泉にある昭和39年(1964年)のホテルの本館で、平成29年(2017年)10月27日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「とうこうえんほんかん」。

文化庁の記録では、鉄骨鉄筋コンクリート造7階建地下1階、塔屋付で、建築面積761平方メートル。平成3年(1991年)に改修されている。登録番号は31-231である。

6本の柱から客室を吊るホテル

東光園本館は、皆生温泉の海岸に面して建つ鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建のホテルである(文化庁)。6本の主柱が7階部分を支え、そこから5階と6階の客室部を吊る構造で、各階とも異なる平面を実現している。

島根県立美術館の企画展資料によれば、設計は菊竹清訓で、昭和39年(1964年)の全国植樹祭で昭和天皇の宿泊所に選ばれたことを機に本館が建て替えられた。組柱は主柱1本と横揺れに耐える添柱3本を水平材でつないだもので、客室階は最上階の大梁から約4メートル間隔のPC鋼棒で吊られ、柱のない4階は空中庭園になっている。

登録有形文化財としての価値

文化庁は、階段部分などにも秀逸な構造デザインを見せるメタボリズム建築の集大成として、「造形の規範となっているもの」に登録した。

見どころ

外に立ち上がる6本の組柱と、吊られた5階・6階、柱のない4階の空中庭園に注目したい(文化庁、島根県立美術館)。

見学について

現在もホテルとして使われている建物で、宿泊以外の見学の受け入れについて公的な案内は確認できなかった。

Q&A

Q東光園本館はいつ建てられましたか?
A昭和39年(1964年)です(文化庁)。
Q東光園本館を設計したのは誰ですか?
A菊竹清訓です(島根県立美術館)。
Q東光園本館の構造の特徴は?
A6本の主柱が7階を支え、そこから5・6階の客室を吊る構造です(文化庁)。
Q東光園本館はなぜ登録有形文化財になったのですか?
Aメタボリズム建築の集大成とされるためです(文化庁)。
Q東光園本館が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成29年(2017年)10月27日です(文化庁)。

基本情報

名称東光園本館(とうこうえんほんかん)
所在地鳥取県米子市皆生温泉3丁目2155他
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)10月27日登録
員数1棟
寸法鉄骨鉄筋コンクリート造7階建地下1階、塔屋付、建築面積761㎡
所有者ベネフィットホテル株式会社
公開状況ホテルとして営業(見学の案内なし)

参考文献

東光園本館(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00012012
菊竹清訓 山陰と建築(島根県立美術館 企画展資料)
https://www.shimane-art-museum.jp/upload/kikutake_san%27in.pdf

最終更新日: 2026.10.16